2014年11月20日木曜日

シンクヴェトリル国立公園(世界遺産)

朝9時。
早く出発したいのに、まだ夜は明けてくれない。






天気悪いなー。





シンクヴェトリル国立公園。


入場料なし。
いつでも誰でも入れる。

「ギャオ」と呼ばれる大地の裂け目。


アイスランドを貫くこの裂け目は、ユーラシアプレートと北米プレートの境界。
これによって島は年間2~3cmずつ拡大しているという。










シンクヴェトリルは自然遺産ではなく、文化遺産。
930年、ここで「アルシング」と呼ばれる世界最古の民主議会が開かれた。


世界最初の民主主義は古代ギリシャだと思っていた(そもそも「デモクラシー」の語源がギリシャ語)。
さらに古い時代に、インドに民主主義が存在していたという話も聞く。
ここは、現存するという意味で最古なのか、議会という意味で最古なのか、不明。
いずれにせよ、無人島に新たな国を築こうとした開拓者たちは、権力者による絶対統治や身分制度ではなく、民主的な合議による自治を確立させ、それは現在でもアイスランド人の誇りとなっているという。







魚、動かない。



淡水魚だけど、かなりのサイズ。
食べたい。



国立公園内にはキャンプ場があるが、冬季は閉鎖。
その閉鎖中のキャンプ場でこっそりテントを張った。
天気は不安定で、雨が降ったりやんだりだが、気温は高くて暖かく、ぐっすりよく眠れた。





また向かい風が始まった。
この辺一帯は東風のようだ。
1時間に10kmも進めない。



天気悪いなー。



雨と風にくじけて、半日で中断。
ホステルに宿泊。
ドミトリーだが客は少なく、個室状態。

アイスランドのホステルのキッチンには、客が残していったフリーフードが豊富にある。
貧乏根性丸出しで、ごっそりいただいていく。
さらに、使い切っていないガスカートリッジもある。
島国だから、皆飛行機で出国することになる。
ガスは飛行機に積めないので、ホステルのキッチンに置き捨ててくれるのだ。
これも遠慮なくいただいていく。
高額なガス、買わなきゃよかった。


Laugarvatn, Iceland

22282km



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