ブハラの先はもう無人地帯ではなく、民家や畑が途切れることなく続く。
クラクションが再び激化した。
すれ違うほとんどの車がけたたましく鳴らしてきて、うるせえ。
胃が痛い。
イヌも再び追いかけてくるようになった。
ドライブマナーとイヌには相関関係があるように思える。
行けども行けども向かい風。
ずっとフラットだが、向かい風と悪路で、快適とは言いがたい。
今まで旅したイスラム圏では自転車が普及している国はなかったが、ウズベキスタンの農村ではけっこう乗っている人がいる。
ウズベク車はブレーキなしのようだ。
まさかピストではあるまい。
自転車に乗った子供がよく追跡してくる。
子供もイヌと同じく、見慣れない者が現れたら追跡する習性があるのかもしれない。
話しかけてくるのならまだしも、何も言わずにこちらをチラチラと見ながら前後左右にピッタリついてくるので、これがけっこうイライラする。
向かい風で苦しんでいる時なら尚更だ。
アフリカではこれは日常茶飯事だった。
あの、肉まんとミートパイの中間的な食べ物はサムサと呼ばれる。
しばしば道端にサムサ屋さんが現れ、小腹が減ったらサムサを食べる。
サイズも値段も店によってバラバラなので、何個欲しいのかと聞かれると困る。
これは最大級だと思う。
しんどいこともイライラも、おいしいものを食べればすべて吹っ飛ぶ。
次々と人が集まってきて、ウォッカを注いでくれる。
ここでは、乾杯したら一気に飲み干さなければならないようだが、僕はいくら頑張ってもむせてしまう。
そこそこ大きな街で、ホテルがなかった。
野宿も難しい状況。
親切な青年がいろいろあたってくれて、ある民家に泊めてもらえた。
床に布団って、日本以外では初めてだ。
サマルカンドに到着。
2012年最後の夕日。
ゲストハウスの夕食メンバーは全員日本人だった。
夜、一緒にレギスタン広場へ。
2013年。
今年もよろしくお願いします。
Samarqand, Uzbekistan
2013年1月1日火曜日
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松井です。
返信削除旅行記に写真を載せていただいて何か嬉しいです。
一時帰国まであと少し、気をつけて無事帰ってきてください。
ありがとうございます。
削除サマルカンドでたくさんの日本人と話ができて楽しかったです。
これから帰国準備、バタバタしてます。