2013年1月8日火曜日

雪道・悪路・風・自転車ボロボロ



クラクションにもめげず、比較的路面の乾いた車道を走る。
路肩を走行していても鳴らされるし、道端で休憩していても鳴らされる。
どうせ鳴らされるなら、ジャマだと思われても車道を走った方がいい。







どこへ行っても、「日本人だ」と答えると満面の笑みで握手してくれるからうれしい。


泥だらけになった自転車を一晩外に置いていたら、付着した泥が凍りついてブレーキもシフトチェンジも効かなくなってしまった。


ブレーキはなんとかなったが、ディレーラーとシフトワイヤーはガチガチに凍ってしまっていて、しばらく同じギアで走行し続けた。






写真だと寒そうに見えるかもしれないが、朝-7℃、日中3℃もあり、カザフスタンに比べたらずっと暖かい。
自転車こいでいる時は暑いぐらいだ。

















視界悪し。
やはり寒冷地での走行はなにかと危険度が高い。



子供たちも、「日本人だ」と答えると喜んでくれる。










こうなったらもうこげないので、押して歩く。








美しい。
こんな美しい中でも、無神経なドライバーたちがいちいちクラクションを鳴らしてきて、音環境を汚染する。







なんとかワイヤー周辺の氷を削り落とせた。


なんだか自転車が不憫に思えてきた。


ようやく雪のない乾いたエリアに入った、と思ったら強烈な向かい風。
風向きは一定だが強弱は不定で、一度吹き始めたらいつおさまるのか、予測がつかない。
こうなったらもうこげないので、押して歩く。

この強風でテントを張るのは厳しいな、と思っていたらいい感じの廃墟が現れた。


過酷な自然環境下では、廃墟は本当にありがたい。
野グソだらけのことが多いが。

やはりカザフスタンに比べたらずっと暖かく、熟睡できた。
水も飲めたし調理もできた。





ここのサムサは今までで一番ウマかった。


中央アジアで食される肉で一般的なのはヒツジ肉で、サムサの中の肉もヒツジ。
ヒツジは少々臭みがあるが、それがまたクセになる。
日本ではヒツジはあまり普及していないが、こういう調理法が確立されたら日本でも売れると思う。

サムサひとつ食べている間にこれだけ人が集まってくる。


この国は完全に親日。
ただし、寄ってくるのは男ばっか。

久々のパンク。


シュワルベのタイヤを使うようになってからあまりパンク修理をしなくなったが、まだ腕は衰えていない。
10分以内に完了できる。

修理中、リアキャリアを接続する部分のフレームが折れていることが発覚。


以前、イタリアでこれの右側が折れ、今回は左側。
原因は荷物の積みすぎではなく、明らかに悪路による衝撃。
中央アジアの道はひどいという噂はだいぶ前から聞いていたが、今後もしばらく改善される様子は見られない。

めずらしく魚料理。










首都タシュケントに到着。

またリアホイールのリムがめくれてきた。

何なんだろう、この現象は?
1ヶ月前に買ったばかりだぞ。

フロントキャリアの右側は何度溶接しても折れてしまう。
折れたままちょっと放置していたら他の部分にヒビが入ってきたので、結束バンドで補強している。

これはもう買い換えなければダメだ。

ウズベキスタンスム。





Toshkent, Uzbekistan


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