いったん標高800mまで下がった。
低いところから臨む5000m級の山は異様にデカイ。
路上野菜売り場は、サイクリストにとって安らぎの場。
野菜や果物をドッサリもらって、ガッチリ握手して、元気をもらう。
絶え間なく絶景が続く。
ドウバヤズットから北上するこのルートは、僕が通った中ではトルコのベストルートだ。
・・・クソガキさえいなければ!
ガキどもは、イヌを自在に操る。
僕を見るや、ピーッと口笛を吹いて、「あいつを追いかけろ!」とイヌに命令する。
イヌはあっという間に僕に追いつき、荷物に噛み付く。
リュックがちぎられた。
今まで旅したどんな極悪な国でも、イヌを使って通りすがりの旅人を襲わせるなんてなかったぞ。
やつらは悪ふざけのノリでやっているようだが、軽くギャング行為だ。
アルメニアとの国境をなす谷。
この崖の向こうはアルメニア。
所々に見張り台が設置されている。
皮肉にも、この崖の向こうにアララト山が見えた。
この立ち位置からだと、あたかもアララト山がアルメニア領で、この崖でアララト山を外敵から守っているかのように見えた。
世界には、ただの山とは思えない山がある。
単に標高が高いだけでなく、神々しいたたずまいを見せる山。
山岳信仰って、なんとなくわかる気がする。
この土地に住む人々にとって、アララト山は特別なものであるに違いない。
ちょっと進むと、軍の検問があった。
英語を話せる人がいたので、英語で会話した。
クルド人の少年たちにひどい目にあっているという話をしたら、
「I apologize you.」
と言われた。
こんな丁寧な表現で謝罪されたのは初めてだ。
やっぱり大人と子供の態度のギャップが大きい。
(後になってわかったことだが、この辺りを境に、クルディスタンを抜けて再びトルコ人のエリアに入ったようだ。)
またちょっと進むと、軍の施設が現れた。
敷地からイヌが5匹ぐらい出てきて、僕に向かって吠え始めた。
「それ以上近づいたら襲うよ」という警告だ。
冗談じゃない。
訓練された軍用犬5匹に襲われたら、殺される。
僕は立ち止まり、棒切れを拾って応戦する構えで睨み合った。
でも、こいつらが一斉に襲ってきたらこんな棒切れなんぞ役に立たないなと思った。
しばらくして中から軍人が出てきて、イヌを制止して僕を誘導してくれた。
この軍人もいたって紳士的で、僕を不審な目で見るような様子はかけらもなかった。
いくら軍人が紳士的でも、軍の管轄エリアで野宿するのはマズそうだ。
でも運良く、廃墟同然のGSが現れた。
廃墟同然だったが、一応営業しているようで、中に人がいたので断ってテントを張らせてもらった。
アララト山を眺めながらキャンプ。
しかし、このGSにもイヌがいた。
今までの経験上わかっていることだが、GSで飼われているイヌは、敷地にテントを張るとナワバリを侵害されたとみなすようで、テントに向かって吠える。
これがまたうるさい。
大絶景とやさしい人たち、そしてクソガキとイヌ。
感動とストレスが半々の日々。
Kars, Turkey
23345km
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