2012年10月18日木曜日
黒海
黒海は、太古の昔は閉ざされた湖だったが海面上昇により海とつながった、という説があるが定かではない。
現在は、イスタンブールのボスポラス海峡(幅わずか1~4km)でマルマラ海とつながっている、れっきとした海。
面積は日本の1.1倍ほど。
ユンイェ。
これけっこう難しいんだけど、見たところプロの業者ではなく店員がやってる。
日本だったら、通行人に迷惑をかけないようにいろいろ配慮をしなければならないのだが。
さっそく海の幸を。
サバ+ナス+チーズ+米のごちゃまぜ。
見た目は気持ち悪いかもしれないけど、味はなかなかの佳作。
自転車こいでるだけで、すぐチャイに誘われる。
走行中に出会った、ワタルさん。
中国からスタートし、この後アフリカを縦断してケープタウンに向かっているということで、僕とまったく逆。
出発して1年少し、走行距離は2万kmちょい、と僕とほぼ同じ。
お互い半分ぐらいのところで出会ったというわけだ。
もっとゆっくり話したかったけど、路上で立ち話してお別れ。
これもまた一期一会。
とりあえず、この人デカイ。
身長189cmだって。
http://enowata.blogspot.com/
このまま黒海沿いに進んでグルジアに入るつもりだったのだが、気が変わってまた山を越えて内陸に入ることにした。
しかし、途中で道が消失。
道路工事の人に聞いたら、このルートは現在つながっていないらしい。
グーグルマップに嘘つかれたよ。
幹線道路ではなくマイナー道路を選んでしまうと、こういうこともある。
昼食をごちそうになる。
谷底の川を眺めながら。
これはたまらなくおいしかった。
今までトルコ料理をけなしてきたからフォローを入れる、というわけではない。
本当においしかったのだ。
しかたなく、せっかく登ってきた道を戻り、再び黒海へ。
ちょっと進んで、小さな街でストップ。
今日は、ケーキを買わなければならなかった。
なぜなら、誕生日だからだ。
37歳。
このケーキ屋さんにいた客のひとりが、突然日本語で話しかけてきたのでびっくりした。
名古屋に6年ほど住んでいたことがあるという。
観光地でも大都市でもない、こんな田舎町で日本語話者はレアだ。
せっかくなので、皆で一緒に。
(本当はひとりで食べるつもりだった。)
いつもごちそうになってばかりなので、たまにはこちらからふるまわなければ。
でも、「自分はいらないから食べてくれ」とどんどん僕にまわってきて、結局大部分は僕が食べた。
ふだんは人と出会っても言葉の問題でまともな会話ができないので、ここぞとばかりに日本語でたくさん質問して、話が聞けた。
トルコはここ十数年で急速に発展したが、 それ以前は貧しくて街も道路もきれいではなかったらしい。
景気が良いのかと思ったらそうでもなく、昨年から隣国のシリアの問題でガソリンが半端なく値上がりし、かつシリアから大量に流入してくる難民の面倒も見なければならず、紛争に直接関わっていなくても影響が大きいようだ。
あと、イスラムの女性は、髪や肌を出して解放的になりたい、と本心では思ってるみたい。
ケーキもりもり食べて、軽くデザート。
気が変わってルートを変更したり道を間違えて戻ったり、でもそのおかげで出会いがあり。
いい誕生日だった。
明日は、幹線道路で確実に内陸へ。
Tirebolu, Turkey
22610km
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お誕生日おめでとう!
返信削除ケーキの後にデザートって・・・相変わらずだな(笑)
ありがとうございます!
削除ケーキは世界中どこでも売ってるすばらしいスイーツ。
その後に食べたのは、アラブ諸国でもよくある、どっぷりシロップ漬けな感じのやつ。
アジアではどんなスイーツがあるのか、楽しみです!
Happy Birthday!!!
返信削除ちょうど一か月後に追いつくから・・・
ケーキがっつり食して、旅路を行くのだ!!
シリアの影響は、旅路に出ていなそうだが大丈夫か?
自転車はあれからトラブルはないのだろうか?
今月の20日(土)と21日(日)は、居住地市の祭りだ。
しかも、市制制度90周年だから山車が総動員される。
着々と40代が迫ってきてるな。
削除食欲はまだ20代だが。
まだまだ若いつもりで。
シリアの件は旅には影響ないけど、この先また、隣国同士で敵対してるところが多いのでちょっと緊張感がある。
Happy Bday!!
返信削除実際、もう身も心も完全なるオッサンだよ…
今さっきロース豚カツ食べたけど脂っこくてキツかった…
白髪も発生中…
道路工事等、肉体労働者の食事って、塩分・糖分どっちも高い、浅地好みにシッカリした味付けなんだろうね。
魚捌けたんだ!感心するわ!
ありがと!
削除外国にいると日本人は若く見られるし、日本人同士で比較する機会も少ないから、オッサンの自覚が欠けてくる。
でも現実に俺も白髪増えてるし、1日の走行距離も短くなってきてる・・・
まあでも、気持ちだけでも若々しく生きたいよ!
たしかに塩分効いてた。
肉体労働者向けの食事は大好きだよ。
魚は、自分ではそこそこうまくさばけてると思ってるけど(もちろん人様に出せるような代物ではないが)、背骨の周辺にどうしても身が残っちゃうんだよな。
上手な人は残さずきれいにさばけるんだろうか、それとも捨てちゃうんだろうか?
あと、生で食べられるかどうかの基準ってある?
魚を捌くには出刃包丁が良いよ。
削除牛刀でも可能だけど、鯛みたく骨がゴツい奴は刃が負ける。
魚の種類で変わるけど、基本まず頭を落として内臓取り除いて一回洗う。んで背鰭に沿って少し刃を立てて軽く切れ目を入れる。包丁を何度も往復させると身が崩れるからスーっと滑らす感じね!ジャストポジションだと肋骨に当たるカカカカって手応えを感じるぜ。
そしたら削ぐ感じでスーっともう一度。
ここまで来ると少し身が捲れるので目視できるよ。背骨にきっちり当たるまで切る。包丁の手元から先端まで使い切ると往復する回数を減らせるよ。
背骨に当たったら、少し刃を上に向けて背骨の外周から剥がす感じでスーっと。
そんで腹側も同じ容量で。
常に刃が骨にかする手応えが有れば完璧!両面同時進行は難しいから右側終わらして左側を一からって感じで。
コツは、レントゲンみたいな映像をイメージする事www
生食は生死に関わるんで勧めない…
釣りたてでも寄生虫いるよ…
日本でも取り除いてから売ってるだけだよ…
↑
削除× 容量
○ 要領
ここ数日サバにハマってしまって、野宿日以外は街でサバを買ってる。
削除味もいいし、サイズもちょうどいい。
今日は魚屋でさばいてもらってずっと見てたんだけど、やっぱ包丁さばきが手慣れてた。
ただ、最後はブツ切りにされた。
きれいに2枚におろすところを見てみたかったのに。
ブツ切りだと後で骨を取り除くのが面倒だ。
アウトドア用の調理ナイフを使ってるんだけど、かさばってもいいから包丁、でっかい鍋、フライパンがあった方がいいんじゃないかと思うことがある。
コンパクトなキャンプ用品だとできることが限られてなかなかレパートリーが増えない。
刺身はやっぱ危険か。
調理するの待ち切れず、そのままかぶりつきたい衝動に駆られるんだ。
しょう油があったら我慢できず刺身で食べてたかもしれないが、幸か不幸か、トルコではしょう油は田舎の小さなスーパーでは売ってない。
とても魅力的な記事でした。
返信削除また遊びに来ます!!