「ヨーロッパ=白人」というイメージがあるが、DNA分析による人種の分類上では、アラブ人やインド人もヨーローッパと同じコーカソイドである。
おそらく宗教や言語などの共通性から、ヨーロッパというひとつのまとまりが存在しているのだと思うが、同じヨーロッパでもさまざまな民族の分類がある。
ロシアから東欧、中欧にかけて分布しているのがスラブ人という民族で、言語に共通性がみられる。
バルカン半島北部にいた南スラブ人と、アジアから来たトルコ系のブルガール人が混ざって同化し、10世紀頃までに現在のブルガリア人の祖先が形成された。
(ちなみにブルガリアの西に旧ユーゴスラビア諸国があるが、「ユーゴスラビア」は「南スラブ人の土地」という意味。)
ローマ帝国の支配、モンゴル帝国の侵攻、オスマン帝国の支配などを経て、1908年に独立。
1944年にソ連に侵攻されてソ連の衛星国家のひとつとなり、共産党による一党独裁が始まった。
1989年の東欧革命で共産主義が崩壊して民主化され、社会主義から資本主義へ移行した。
2007年にEUに加盟。
経済成長しているものの、EU最貧国のひとつで、失業率の高さや生活水準の低さが際立つ。
ブルガリア人83%、トルコ人9%、ロマ人5%。
公用語はブルガリア語。キリル文字を使うため、ロシア語に非常に似ている。
82%がキリスト教ブルガリア正教会、イスラム教12%。
スラブ人の分布
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