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アフリカ南部 INTERNATIONAL TRAVEL MAPS 1:215.5万 ¥1680アフリカ中部・南部・マダガスカル MICHELIN 1:400万 ¥1680アフリカ北東部 MICHELIN 1:400万 ¥1680
中東 freytag & berndt 1:200万 ¥1890インド freytag & berndt 1:275万 ¥1890中国・モンゴル freytag & berndt 1:400万 ¥1890
中央アジア INTERNATIONAL TRAVEL MAPS 1:240万 ¥1890東南アジア INTERNATIONAL TRAVEL MAPS 1:400万 ¥1890
おそらく、アフリカ・中東・アジアで地図を入手するのは困難だろうから、今のうちに買っておいた。ただ、輸入物なので日本で買うと割高。できればひとつの出版社で統一したかったが、世界全域をカバーしている出版社はないようで、バラバラになってしまった。・MICHELIN言わずと知れたフランスのミシュラン。タイヤやガイドブックでも知られている大手だが、このアフリカの地図のクオリティは今ひとつ。道路に名前(~号線)が書かれていないのが致命的。各地域の気温と降雨量の表がある。・freytag & berndtドイツ製。最も見やすく、情報量も多い。・INTERNATIONAL TRAVEL MAPSカナダ製。見やすさではやや劣るが、情報量は多い。個人的なリクエストとしては、峠の標高と、季節ごとのおおまかな風向きなどの情報があるとありがたい。前回の旅で使用した地図
すべて現地で買った。北米・オーストラリアでは、インフォメーション・センターや州境で無料で地図をもらえたりもした。中南米では、地図が入手できなかった国がいくつかあった。とりあえず、日本の地図ほどクオリティの高いものは他にないだろう。
lonely planet Africa
この一冊でアフリカ全土をカバーするガイドブック。サイズ的にも(厚さ5cm)価格的にも(¥3806)でかいが、それだけの価値がある。恐るべき情報量で、持ってると心強い。写真はほとんどなく、文字と地図で埋め尽くされている。英語の勉強にもなる。出発地であるケープタウンのページを開いてみると、街の紹介文の冒頭に”Prepare to fall in love,”とある。こういうフレーズは英語ならではで、和訳するのは野暮だ。ロンリープラネットは世界中で売っているので、旅の途中でヨーロッパ、中東、アジアも順次買い足していこうと思う。
僕が旅立つ7月に、アフリカに新しい国が生まれる。先月、スーダン南部の独立の是非を問う住民投票が実施され、98%の賛成で可決された。選挙には若干の武力衝突があったものの、国連を中心とする国際社会の支援、監視の下、無事に開票された。国名は「南スーダン」になる予定。世界には、出口が見えない解決困難な紛争が多い中、しかもあのバシル大統領が牛耳る国で、これは驚くべき結果である。バシル大統領は、「南部の人々の選択を受け入れ、尊重する。」と述べた。アフリカは、サハラ以南には黒人、以北にはアラブ人が住んでおり、スーダンはその境をまたぐ国で、南北の対立が長らく続いていた。政権は北部のアラブ人にあり、豊富な石油資源は南部にある。1989年にバシル大統領の独裁が始まってから南北対立は激化し、2度の内戦で200万人、ダルフール紛争で30万人が犠牲になった。もっとも、ダルフールは戦いではなく、北部アラブ人による一方的な虐殺であり、現在も継続中。バシル大統領は、「世界最悪の独裁者ランキング」で2005~2007年に3年連続で1位に選ばれ、ICC(国際刑事裁判所)から逮捕状も出ている。そのバシルがなぜ南部の独立を認めたのか?まず、パトロンである中国がバシルと距離を置くようになったことが関係しているようだ。スーダンの経済は石油に依存しており、その80%は中国に供給されている。見返りとして中国はスーダンに武器を供給してきた。しかし、油田の75%は南部にある。中国は、南部独立の動きを見て、このまま悪名高いバシルに肩入れし続ければ国際的イメージがさらに悪化するし、南部との関係も悪化するので、独立承認に鞍替えして南部との関係を構築した方がいい、と考えたのだろう。バシルにとっても、南部の石油を紅海に送るパイプラインなどの輸送設備は北部にあるので、その使用料を取ることができ、権益のすべてを失うわけではない(南部は北部を通過しないパイプラインの建設を考えているらしいが)。また、アメリカも、テロ支援国家の指定解除を示唆し、バシルに独立を受け入れるよう促してきた。実際、アメリカはこの結果を評価して、今月7日、スーダンをテロ支援国家から解除した。解除されると、経済援助、武器援助、世界銀行の融資などが再開される。今後、独立に向けて、石油の利権分配や国境の画定を誤れば再び戦争に逆戻りするため、オバマ政権も全面的に関与していくという。さらにバシルは、現在国が抱えている体外債務はすべて北部が負担していく、と述べた。何百万人も殺してきた悪党が手の平を返したようにいいヤツになってしまって、拍子抜けする思いだ。引退を示唆する発言もあったという。希望が見えてきたスーダンだが、しかし、2月3~5日に南部の町で軍部隊内の暴動で50人以上が死亡、9~15日にはやはり南部の町で武装勢力の襲撃で240人以上が死亡した。治安の不安定さが浮き彫りになり、予断を許さない状況だ。独立が実現したからといって必ずしも平和になるわけではない。1991年に住民投票でエチオピアから独立したエリトリアはいまだに危険な状態であり、南スーダンが第2のエリトリアになることを懸念する声もある。また、独立後に国家運営を担うスーダン人民解放運動(SPLM)は、北部と戦ってきた武装組織であり、軍事独裁化の危険性を指摘する声も少なくない。スーダンの歴史的背景についてはこちらとこちらを参照ダルフールが北部に含まれてしまっているのが気になる。また、最大の油田地帯であるアビエイがどちらに帰属するのかがまだ未定。
ラーオ族による王国が成立したのは14世紀で、18世紀には分裂してタイやカンボジアの支配下となった。19世紀にはフランスがインドシナに進出し、フランス領インドシナ連邦が成立するとフランスの植民地となった。第2次大戦で日本に占領された後、1949年にフランス連合内として名目上独立、1953年に完全独立した。1975年、王政が廃止されて社会主義国となった。GDPは鳥取県の4分の1ほどの規模で経済的には貧困国だが、8割が農業に従事しており、食料は豊富で飢餓などはない。経済は貧しいが豊かな国といわれる。市場経済が導入されて初めて自分たちが貧しいことに気づいたという。タイとの国境を流れるメコン川は東南アジア最大の川で、流域は大稲作地帯となっている。国土の大部分が山岳地帯で、豊富な森林資源があるが、近年は森林破壊で減少している。水力発電で隣国タイなどに電力を輸出し、「東南アジアのバッテリー」と呼ばれているが、一方でインフラは整備されておらず、電気は夜間しか使用できなかったり、自動車のバッテリーを使って発電していたりする。幹線道路の多くは舗装されておらず、鉄道もない。60%がラーオ族。その他49の少数民族。公用語はラーオ語。タイ語と同一言語の地域変種。文字はこんな感じ→ພາສາລາວ フランス語も広く通じる。60%が仏教。
タイ族による王国は13世紀に成立し、14~18世紀のアユタヤ王朝期はアジアの貿易を独占し、中国、日本、琉球などにとどまらず、ペルシャやアラブ、オランダやポルトガルなどともさかんに交易して莫大な富を蓄え、華やかな文化が栄えた。19世紀に隣国ビルマがイギリスに敗戦すると、ヨーロッパ諸国の植民地化の脅威にさらされるようになった。第2次大戦では日本と同盟を結んで枢軸国として戦ったが、一方でイギリスを中心とする連合国側につく勢力を黙認するなど、二重外交を行っていた。日本の敗色が濃くなると連合国側に寄り、戦後の敗戦国の裁きも免れた。2001年に首相となったタクシンは、地方農村部の貧困層への財政支出を拡大するバラマキ政策をとった。これに対して都市部の権力者や富裕層が、既得権益を脅かすとして反発した。また、タクシンは南部に住むマレー系イスラム教徒にもタイの仏教教育を強要した。これに対してイスラム過激派が組織され、2004年に警察との大規模な武力衝突が発生し、過激派に100人以上の死者が出た。さらに、タクシンは親族を入閣させて私腹を肥やすなど汚職にまみれており、2006年に反タクシン派によるクーデターで失脚した。しかし、地方の権力者や農民はタクシンを強く支持しており、以後、タクシン派と反タクシン派との激しい衝突が繰り返されることとなる。2008年には反タクシン派による首相府占拠、国際空港占拠、2009年にはタクシン派による東アジアサミット乱入。大規模なデモは頻繁に発生しており、多数の死者を出している。首相も短期間で入れ替わっており、現在の首相は反タクシン派。カンボジアとの国境紛争も問題となっている。国境付近にある世界遺産プレアビヒア寺院の領有をめぐって両国とも一歩も譲らず、2008年と2009年に銃撃戦でともに2人死亡、つい1週間前の2月7日にも銃撃戦で6人の死者が出た。立憲君主制なので国王は国の象徴となっているが、国民は国王を崇敬しており、その影響力はきわめて大きい。政治的な危機に瀕した時はしばしば国王が介入、仲裁することがある。現在の国王であるプミポン(ラーマ9世)は、その人柄と高い見識から、特に国民からの人気が高い。タイで国王を侮辱すると不敬罪となる。世界最大の米の輸出国であり、観光業もさかん。首都のバンコクの正式名称は世界一長い。一般的にはクルンテープと呼ばれる。タイ族75%、中国人14%、他にマレー族、クメール族、インド人、モン族、カレン族など。公用語はタイ語。文字はこんな感じ→ราชอาณาจักรไทย仏教95%、イスラム教4%。
過去に2度ほどアラビア語に挑戦したことがあるが、いずれもあまりの難しさに挫折した。(といっても他の言語もたいしてやってないのだが。)どこがどう難しいのかというと、まず、文字を読むのが困難。アラビア文字は30のアルファベットからなり、それらをつなげて書いて単語をつくるのだが、単語の語頭、語中、語尾のどの位置に来るかによって形が変わり、さらに独立形というのもあるので、1つの文字につき4つの形を覚えなければならない。アラビア文字はほとんどが子音で、たとえばب(b)に母音記号なるものを付けて、بَ(バ)、بِ(ビ)、بُ(ブ)という音を作っていく(エ、オの母音は存在しない)。ただし、この母音記号は初心者や子供向けのふりがなのようなもので、通常は付かない。おそらくなんらかの法則があるのだろう、慣れてくると母音記号なしでも読めるようになるらしい。発音も変わってる。خ(kh)はおっさんがタンを吐く直前に出すような音。حとهはいずれもh、دとضはd、سとصはsの発音だが、微妙に違いがあるらしい。CDを聞いてみても違いがよくわからない。ちなみに僕の名前「アサジリョウ」をアラビア文字にあてはめてみると、اسجي ريو
(右から左に読む)
これであってるだろうか?
まあでも、文字が難しいといっても、漢字ほどではないだろう。
日本語(漢字+平仮名+片仮名)ほど文字数の多い言語って他にあるだろうか?
アラビア文字はとても特異に見えるが、その流れるような書体は美しく、書道もあるようだ。
文法も、日本語やヨーロッパ言語とはまったく異質。
英語のbe動詞に相当するものがなく、「私 日本人」のように単語を並べるだけで「私は日本人です。」という文を作れる。
文頭にهل(ハル)を付ければ疑問文になる。
この辺はシンプルでいい。
動詞は複雑に活用するが、動詞の原形が男性3人称単数過去形だというのは変わってる。
名詞は男性名詞、女性名詞の区別があり、単数、双数、複数の区別もある。
ال(アル)は英語のtheにあたる定冠詞で、アルカーイダ、アルジャジーラ、アルハンブラなどにもみられる。
アルハンブラ宮殿はスペインにあるが、スペインもイスラム帝国の支配下にあった時代があったため、スペイン語にはアラビア語の影響がみられる。
「神」を意味するالله(アッラー)はال(アル)とله(ラー)をつなげて発音している(英訳するとthe god)。
アルカリ、アルコール、ソーダ、コーヒー、シュガー、シロップ、シャーベット、アスパラガス、コットン、ガーゼ、パジャマ、ソファー、チェス、マガジン、ラケット、タンバリン、などは元々アラビア語で、中世のイスラム帝国全盛期にヨーロッパに持ち込まれて英語になったもの。現在アラビア語が話されているのは、北アフリカから中東にかけてのいわゆるアラブ世界で、25ヶ国ほど。総話者数は2億3千万人。各地の方言はアーンミーヤと呼ばれ、同じアラビア語でも通じ合えないほど異なるらしい。フスハーと呼ばれる標準語は厳格な文法体系によって規定されており、どこでも通じ、ニュースなどでも使われる。
とりあえず、あいさつ、数字、旅行に必要なお決まりフレーズぐらいは習得したい。
自分で文章を作ったり文字を書いたりするのは、ちょっと難しい。
キーボードで文字入力するのも、すごく難儀する。
ちなみにアラビア語で「こんにちは」は、
السلام عايكم (アッサラームアライクム)
という。
これは直訳すると、「あなたがたの上に平和がありますように」という意味になる。
僕が出会うアラブ世界も平和でありますように。
レインボーブリッジ(長さ798m)
レインボーブリッジは二層構造になっている。上層部は首都高、下層部は一般道。一般道の間にはゆりかもめが走り、両端には歩道がある。一般道は原付通行不可、歩道は自転車通行不可。歩道からは都心の高層ビル群を一望できる。写真だとミニチュアのようになってしまうが、実際にはひとつひとつが大きくはっきりと見える。なかなかの眺望。
逆側はお台場
フジテレビは、デザインに失敗した集合住宅のように見える。
今や日本2位となってしまった東京タワー(333m)
東京に住んでいる人ほど東京タワーに行ったことがないという話はよく聞く。僕も通りかかることはよくあるが、展望台まで行くのは初めてだ。展望台は150mと250mの2ヶ所ある。当然250mの方が眺めは良いが、写真は150mの方がうまく撮れた。銀座・新橋方面
皇居方面
六本木・新宿方面
恵比寿・富士山方面
残念ながら富士山は影も形も見えず。品川方面
お台場方面
世界一の電波塔スカイツリー(現在574m)
新宿
六本木ヒルズ
ガラス清掃は終わっただろうか?レインボーブリッジ
窓は鍵があれば開くようになっている。
安全帯もとれるので、おそらくここを歩いてガラス清掃しているのだろう。
銀座・新橋方面
六本木・新宿方面
品川方面
新宿
レインボーブリッジ
夜景の時間帯になると、気付けば周囲はカップルだらけで、イチャイチャした空気で満たされていた。こういう空気でくじけてしまう人は、一人旅はできないだろう。僕はものともせず写真を撮り続けた。
国会議事堂
新宿
やや強風だったが、クラブスペシャルが絶好調でまったく苦にならず、終始快適な走行を楽しめた。気持ち良すぎる。途中でメーターがリセットされてしまったので正確な走行距離がわからないが、グーグルマップでルートをなぞってみて、寄り道も合わせて70kmぐらいだと思う。
普段は6時ぐらいに会社に集合してから車で現場に向かうのだが、今日は9時に都内某所の現場へ直行ということになって、仕事前にのんびりと新宿周辺をサイクリングした。都庁(243m、48階)
東京モード学園(203m、50階)
職業柄、どうやってこれをガラス清掃するのか考えてしまう。カップルの韓国人旅行者に話しかけられた。久しぶりに英語で会話した。残念ながら韓国は予定ルートに入っていない。世界一乗客数の多い新宿駅。1日平均347万人。
NTTドコモ(239m、27階)
10時半に仕事終わったので、そのまま東京観光に繰り出した。明治神宮
遠い昔に何度か来たことあるが、都心にこんな空間があることは忘れていた。けっこう緑が深い。
途中で、スピーカーから何かの案内や注意を呼びかける放送がけたたましく鳴り、静寂を崩壊した。こういった日本人の音感覚の愚鈍さ、デリカシーのなさは、絶望的なまでに救えない。
マレーシア人旅行者でイスラム教徒の女性に話しかけられた。イスラム教徒が神社に参拝に来るとはどういうことだ?残念ながらマレーシアも予定ルートに入っていない。それにしても、こういうところだと躊躇せず英語で話しかけてくる人多いんだな。世界一交通量の多い渋谷のスクランブル交差点。多い時は一度の青信号で3000人が渡るらしい。
六本木ヒルズ(238m、54階)
中央より左上の方で、ゴンドラでガラス清掃している。ズーム!!!
この高さだと、小ならまだしも、大をしたくなったら終わりだな。我が母校。現在建て替え中らしい。あまりにボロくてみすぼらしかったからな。
蚊取り線香は、海外のアウトドアショップでも”MOSQUITO COIL”という名で売っている。アフリカ・中東・アジアで売っているかどうかは不明。アウトドアショップがあるのかどうかも不明。虫除けスプレーは飛行機に積めないので現地で買う。前回の旅では、アラスカとカナダの山岳地帯の蚊がすさまじかった。自転車から降りるととたんに蚊の集団に包囲され、攻撃力も強く、服の上からも刺されまくった。キャンプ場では、テントから数十mのシャワールームまで歩くだけでも、虫除けスプレーを全身に吹きかけずにいられなかった(すぐシャワー浴びるのに)。熱帯地方では、蚊に刺されただけでマラリアなどの病気になる。予防はするつもりだが、いつか油断してしまう時が来る気がする。防虫ネット
前回の旅の時にハエ対策として買ったものだが、このネット自体がうっとうしそうなので、一度も使っていない。オーストラリアでのハエとの死闘については→こちらにしつこいほど書いた。アフリカのハエもすごそうだ。吸血虫ツェツェバエも恐ろしい。熱帯地方で南京虫にやられる話はよく聞くが、どう対処してよいものか?寝袋もしばらく洗わないとかゆくなってくるが、たぶんあれはダニだろう。今回の寝袋は洗濯できないので、こまめに天日干ししよう。そういえば日本一周中、北海道の一部で、黒いアブのようなよくわからない虫に刺されまくってけっこう痛かった。自転車のスピードにもついてきて、振りきれなかった。あれは何だったんだろう?次の旅でも、わけのわからない虫にたくさん出くわすだろう。
軍事政権の支配する独裁国で、北朝鮮と肩を並べるといってもいいほどの異端国家。自由に個人旅行できるのか、怪しい。87ヶ国を自転車で旅した石田ゆうすけ氏も、この国は飛行機で飛ばしているようだ。でも、ビザは問題なく取得できるようだし、旅行ガイトなどを見ても、特に制限はなさそうだ。それに、98mの仏塔シュエダゴン・パゴタや、三大仏教遺跡のひとつバガンなどの美しい建築物には惹きつけられるし、人々は敬虔な仏教徒で危険はないと思われる。9世紀からビルマ族が王朝を建て、19世紀にはイギリスの植民地となった。第2次大戦ではアウンサン率いるビルマ独立義勇軍が日本軍と共に戦ってイギリスを追放し、1943年に日本の後押しでビルマ国が建国された。しかし、日本が敗戦すると再びイギリス領となり、建国の父アウンサンは真の独立を見ることなく32歳で暗殺された。その翌年の1948年、独立が実現してビルマ連邦となった。1988年、軍部がクーデターを起こして政権を握った。1989年、軍事政権は国名の英語表記をBurmaからMyanmerに変更した。「ビルマ」は口語で「ミャンマー」は文語、いずれも古くから用いられてきた呼称。1990年の総選挙では、アウンサンの娘アウンサンスーチーが民主化の指導者となって圧勝したが、軍部は政権を移譲せず、民主化勢力の弾圧を始めた。アウンサンスーチーは、数度にわたって自宅軟禁されている。1991年にはノーベル平和賞を受賞。2006年、首都がヤンゴンから、人工的につくられた行政都市ネピドーに遷都された。2007年、燃料価格が突如500%引き上げられたことに対して、僧侶たちが大規模な抗議デモを行ったが、軍部によって武力弾圧され、多数の死傷者が出た。外国人も攻撃の対象となり、日本人ジャーナリストが射殺された。2009年のジャーナリスト保護委員会による「ブロガーを弾圧する国ワースト10」では、ミャンマーが1位となった。ミャンマーではネット検閲が行われており、メールの内容もチェックされ、携帯電話も厳しく制限されている。ミャンマーを襲ったサイクロンの被害状況を動画で配信したブロガーは、懲役59年の刑を受けた。ちなみにこのランキングでは、中国が8位、そして現在騒乱のエジプトが10位に入っている。2010年の総選挙では、アウンサンスーチーは前年に明らかな言いがかりで逮捕され、選挙をボイコットした。軍部は独自に集計し、議席の8割を獲得したと勝利宣言した。アウンサンスーチーはその後解放された。ビルマ族68%。他にシャン族、カレン族、ラカイン族、モン族、華僑、印僑など。150万人ほどいるイスラム系のロヒンギャ族は政府に存在を認めてもらえず、ミャンマーの国籍法でも排除されてしまっている。かれらは教育を受ける自由も移動する自由もなく、ボートで脱出して他国へ移住しようとしても受け入れられずに海上で放置されたり、日本にも200人ほど来たが、難民認定されていない。公用語はビルマ語。文字はこんな感じ→89%が仏教徒。キリスト教4%、イスラム教4%。
僕は幼少の頃から無類の甘党で、周囲の人から常々「糖尿病になるよ」と言われてきた。今も、特に初対面の人から、「異常ですね」とか「常軌を逸した食べ方をされるんですね」とか言われる。「若い頃ならまだいいが、その年齢(現在35)でその食べ方はやばいぞ」とも言われる。たしかに30を過ぎてから、代謝が悪くなったのか、肉が付くようになったので少々不安を抱いていた。でも、先日、数年ぶりに受けた健康診断の結果が出て、見てみたら、見事なまでにA判定(異常なし)だった。血糖値も正常、血圧も正常、脂質も正常、とにかくすべてA判定で文句ない健康体だ。体重も、予想より4kgも少なかった。これで、心おきなく甘いものを食べ続けられる。世界各地のスイーツもたっぷり堪能してきます。それよりショックだったのが、視力が0.9になっていたことだった。レーシック手術直後は1.5あった。下がったとしても1.0以上をキープできてればいいと思っていたのだが。今のところ日常生活に支障はないが、今後下がり続ける可能性はある。
日本の4割にも満たないほどの国土面積に、ロシアより人口の多い1億6千万人が住む、超過密国。人口密度は982人/k㎡で、世界5位。ただし、1~4位はモナコやシンガポールなどのミニ国家なので、まともな国土面積を持つ国では世界一の人口密度。ちなみに日本は337人/k㎡で、世界21位。紀元前よりインドであり、仏教およびヒンドゥー教圏であったが、13世紀からこの土地はイスラム化が始まった。16世紀にはムガル帝国の一部となり、18世紀末にはイギリスに植民支配された。大戦後の1947年にインドのイスラム圏は東パキスタン・西パキスタンとして独立した。やがて東・西パキスタンは対立し、東パキスタンは独立戦争を起こした。この鎮圧にあたった西パキスタンにインドが介入し、第3次印パ戦争が勃発した。これにインドが勝利した結果、東パキスタンは1971年にバングラデシュとして独立した。「バングラデシュ」は「ベンガル人の国」を意味する。ガンジス川をはじめとするヒマラヤ水系が形成するデルタ地帯で、土地は肥沃。米の生産量は世界4位を誇るほどだが、人口が多すぎて消費量が上回り、米の輸入国となってしまっている。毎年のようにサイクロン、洪水、竜巻などに襲われ、2004年の大洪水では国土の60%が水没し、628人が死亡、農業も大打撃を受けた。衛生状態はきわめて悪く、コレラや赤痢が頻繁に流行する。飲用水として多くの井戸がつくられたが、その水は元来地層中にあった高濃度のヒ素に汚染されており、多くの国民がヒ素中毒の危険にさらされている。このような人口過多や自然災害、劣悪な環境、また政治汚職などもあって、アジア最貧国となっている。最近は中国の労働コストの上昇により、人件費が中国の3分の1ですむバングラデシュが注目されつつあり、軽工業製品の輸出は増大している。98%がベンガル人。公用語はベンガル語。インドにも話者がおり、総話者数は2億人以上、日常会話の言語人口としては世界で7番目に多い。文字はこんな感じ→গণ প্রজাতঁত্রী বাংলাদেশイスラム教83%、ヒンドゥー教16%。