中央がプモリ(7165m)、その手前の黒い丘がエベレスト街道の最高到達地点カラパタール。
ゴラクシェプの宿に荷物を置いて、さっそくカラパタールへ。
まだここからはエベレストは見えない。
おっ、見えてきた。
やっぱ地味だな。
エベレスト(8848m)。
カラパタール頂上までも、長く険しい道。
こんなところにネズミ!?
ようやくゴールが見えてきた。
ルクラから6日目、カラパタール登頂(標高5550m)。
頂上は自由に動き回れないほど狭く、他のトレッカーもいるので独占して写真を撮ったりするのは難しい。
ベストシーズン終わりかけの閑散としたこの時期でさえこうだから、ハイシーズンはさぞかし混雑するのだろう。
プモリをバックに。
王者エベレストの真上に月。
まぎれもない「世界最大」が目の前に。
できればカラパタールでエベレストの夕焼けを見てみたかったが、寒かったし、ゴラクシェプの宿までかなり遠いので、あきらめて下り始めた。
しかし、下っている途中で山々が黄昏れ始め、その美しさに心を奪われ、しばらく立ち尽くした。
ああ、なんて、なんて、美しい。
すべてを忘れて、ただただ無心に、その美しさにみとれる。
自分はなんて幸せな人間なのだろう。
最後のひとときは、エベレストだけが紅く染まったまま。
最後まで夕日を見続けることができる者。
それが王者の証。
Kathmandu, Nepal