えんえんアップダウンの連続だが、勾配はさほどきつくない。
街は汚くて臭くて騒々しくてカオス。
これぞアフリカ。
歯の力は絶対かなわない。
女性でも歯でビンのふたを開け、子供でも歯で硬 いサトウキビの外皮を引き裂く。
上の女性が飲んでいるペプシは、どういうわけか僕が払わされた。
色鮮やかな花を咲かせるこの木は、ここではクリスマスツリーと呼ばれている。
風景は農村、森林、サバンナ、とよく変わる。
いかにもアフリカらしいアカシアの木がよく見られるようになった。
家が自然に同化している感じがいい。
ケープタウンからカイロへ向かうアルゼンチン人の夫婦。
アルゼンチンは中南米唯一の白人国家だが、裕福な国ではない。
少ない資金で超貧乏旅行をしているようで、宿泊はほとんど野宿らしい。
(さすがに東アフリカは安いのでホテルに泊まっているようだが。)
かれらは南北アメリカ大陸も縦断したことがあるらしい。
信じがたいことだが、南北アメリカ大陸縦断の1年半で宿泊に金をかけたのはたった3晩だけだという。
その辺に落ちている竹でスタンドをつくってもらった。
荷物が重すぎるので、市販のスタンドではすぐ折れてしまって役に立たないのだ。
ルートは少し違うが方向が同じなので、かれらとはまたどこかで会うだろう。
タ ンザニアシリング。
物価が安いのはいいが、相変わらず断水と停電がひどい。
疲れ果てて街にたどり着いて、宿をみつけて、さあシャワーを浴びようと蛇口をひねると、水が出ない。
トイレも流せない。
一時的な断水ではなく、いつまでたっても出ない。
バケツ1杯分の水だけ与えられる。
ぜいたくは言っちゃいけないが、人類が電気と水道というもの発明していったい何十年たっただろう?
かれらはあと何十年、こんな不便な生活を続けるのだろう?
ランク高めのホテルなら水が出る。
こういうところは貯水タンクがあるのだろうか。
それとも、水道代を払っているかいないかの違いなのか。
小さな村でも英語を話せる人がいて、他の村人に見せつけるように得意気に僕に話しかけてくる。
でもそれが、メチャクチャな英語だったりする。
明らかに文法が間違っていて、何を言っているかわからないことが ある。
今までの国でも多少こういう傾向があったが、タンザニアに入ってから特にひどい。
方言というレベルではなく、独自の英語体系が構築されているのかもしれない。
マサイ族の人を見るようになった。
マサイ族なんてあまりにも有名すぎて、写真を撮る時は必ずチップを要求してくるとか、完全に見せ物になってしまっている民族には興味ない、と思っていたが、実際に目撃すると「うぉー、マサイ族だ!」となかなかテンション上がる。
槍を持っているが、外見は意外に地味だなと感じる。
そのうち写真撮ります。
タンザニアのドライバーもクラクションが大好きなようで、むやみやたらにブーブー鳴らしまくり、大自然の静寂をぶち壊してくれる。
ジンバブエほどヘビートラフィックではないが、路肩が舗装されていない道路に限って大型トラックの通り道になっており、ドライブマ ナーが悪い。
自転車はすっかり体になじんで快調。
ラレーは荷物を積むとフニャフニャと波打つような感触があったが、パ ナソニックはマウンテンバイクのようにドッシリと頼れる感じだ。
まだダルエスサラームまであと6日ほど。
Iringa, Tanzaniaにて
Dst. 7725km