世界最大の内陸デルタ、オカバンゴ。
オカバンゴ川は海に流れ出ることのない川で、内陸でデルタ(三角州)としてたまって巨大な湿地帯となり、その面積はスイス一国に匹敵するという。
665プラ払って、日帰りツアーに参加してきた。
モコロと呼ばれるカヌーに乗って周遊する。
ずっと乾燥地帯を走り続けてきたので、豊かな水に癒される。
陸(島?)に上陸すると、ウォーターバックが。
シマウマも。
巨大アリ塚。
オーストラリアのアリ塚とどっちが大きいかな?
ガイドが手にしているのはゾウのフン。
この時モコロに同席したイギリス人のジャックは、3年前に日本で英語教師をしており、江古田に住んでいたという。
江古田といえば、僕が働いていた会社があるところで、3年前も通っていた。
しかもセブンイレブンの近くと言っていたから、本当にすぐ近くで、何度かすれ違っていたかもしれない。
もし当時出会っていたら、英語を教えてもらいたかったな。
ランチを追え、再びモコロに乗っていたら、気持ち良くなってうたた寝してしまった。
しばらくして、ガイドに、「ゾウのお出ましですぜ」と起こされた。
初ゾウ。
これ以上近づくのは危険だといわれ、ちょっと遠かったが、感動した。
滞在しているキャンプ場も水辺にあり、いい雰囲気でいい居心地。
1泊50プラ。
ボツワナで更新するのはこれで最後かもしれない。
この先は2つほど街があるが、どの程度の規模なのかわからない。
この街を越えると、その先は300kmの無人地帯。
村さえもなさそうだ。
水と食料をマックス積んでのぞむ。
向かい風が吹きませんように。
Maun, Botswanaにて
2011年8月23日火曜日
カラハリ砂漠かと思ったら家畜だらけだった & 盗難
ボツワナ入国。
ツワナ族の国、ボツワナ。
国民の79%がツワナ族で、ツワナ語を話すが、やはり大多数の人が英語を話せる。
最初のルートは、地図で見るとカラハリ砂漠の範囲内で、あのミーアキャットが見れるかと期待していたのだが、実際はまったく砂漠ではなく、えんえん変わりないサバンナだった。
それも、野生動物の見れるサバンナではなく、家畜ばかり。
休憩所もフンだらけ。
フンのないスペースをみつけてテントを張る。
日本の1.5倍の面積に、人口わずか195万人。
ナミビアよりも街の間隔が長く、街が現れても宿泊施設がなかったりする。
なので、ボツワナではほぼ毎日野宿。
数十kmごとに現れる休憩所でも問題なく野宿できるが、小さな街のGSの裏にテントを張らせてもらうのがベスト。
GSにはトイレ、シャワー、売店と必要なものがそろっており、これならキャンプ場いらない。
ダイヤモンドの産出が世界2位のボツワナは経済が豊かで、国民一人あたりのGNIは南アフリカをしのぐ。
アフリカで最も民主主義が長く続いている国で、政情は安定している。
と聞いていたのだが、街や農村を見ると、手造りの掘っ建て小屋が並び、生まれてから一度もシャワーを浴びたことのないような少年たちが、もはや服として原型をとどめていないほど破れた布をまとって、金をよこせと群がってくる。
農村で人に話しかけても、水をくれとか、食べ物をくれとか、言われることが多い。
いったい、ダイヤモンドの富はどこへ消えてしまっているのか?
こういうのは政治が悪い。
噂では、ボツワナ旅行はすごく高くつくらしい。
食料や物品は今までと変わりないが、宿泊やツアーなど、つまり外国人の利用するものが高いようだ。
ボツワナプラ。
モザンビークからケープタウンへ向かうフランス人サイクリスト。
先日更新したナミビアのゴバビスという街で、盗難に遭った。
この街は、フレンドリーな人が多くて非常に感じが良く、ナミビアで一番居心地がいい街だと思っていた。
そのゴバビスのキャンプ場で、テントの前に置いていた靴を何者かに盗られた。
しかも寝ている時ではなく、起きている時に。
僕は、寝る時は必ず靴をテントの中にしまう。
靴を放り出したまま寝るキャンパーも多いので、自分は用心深い方だと思っていた。
おそらく犯人は従業員だと思うが、内部の者も外部の者も簡単に僕のテントに近づくことができたし、一応従業員を問い詰めてみたが、一度盗まれた物が戻ってくることは、まずない。
僕の靴は13000円で、履き心地も耐久性も良く、気に入っていた。
初めて買ったゴアテックスの靴だったが、一度も雨が降ることはなく、その性能を発揮することはなかった。
しかし靴を盗られるということは、今後、洗濯物を盗られる可能性だってある。
ちょっと買い物に行っているスキに、ちょっとシャワーを浴びているスキに、テントに侵入して寝袋や調理器具やレインウェアを盗られる可能性もある。
アウトドア用品は高額なだけでなく、アフリカで同じような物を入手するのは難しい。
僕の所持品はすべて、単なる物ではなく、大切な旅の伴だ。
金額の大小にかかわらず、盗られるというのは本当に悔しい。
幸い、このブログにいつもコメントをくれるwinlook君にもらったアクアなんとか、という水中でも履ける靴があったので、当面はそれでしのいだ。
winlook君、助かったよ。
これがなかったらトイレも裸足で行くところだった。
ボツワナに入国して最初の街(国境から200km)で、靴を探した。
こんなところにアウトドア用の靴などないだろうと、安物でいいやと思っていたら、なんと僕の靴とまったく同じものが売られていた。
しかもこんな露店で。
まさかとは思ったが、サイズが違ったので僕のではなかった。
値段は850プラ。
僕は隣にあったColumbiaの靴(700プラ)を買った。
僕の靴も、今ごろどこかで売られているのかもしれない。
キャンパーの皆さん、靴の盗難にご注意!
Maun, Botswanaにて
Dst.3469km
ツワナ族の国、ボツワナ。
国民の79%がツワナ族で、ツワナ語を話すが、やはり大多数の人が英語を話せる。
最初のルートは、地図で見るとカラハリ砂漠の範囲内で、あのミーアキャットが見れるかと期待していたのだが、実際はまったく砂漠ではなく、えんえん変わりないサバンナだった。
それも、野生動物の見れるサバンナではなく、家畜ばかり。
休憩所もフンだらけ。
フンのないスペースをみつけてテントを張る。
日本の1.5倍の面積に、人口わずか195万人。
ナミビアよりも街の間隔が長く、街が現れても宿泊施設がなかったりする。
なので、ボツワナではほぼ毎日野宿。
数十kmごとに現れる休憩所でも問題なく野宿できるが、小さな街のGSの裏にテントを張らせてもらうのがベスト。
GSにはトイレ、シャワー、売店と必要なものがそろっており、これならキャンプ場いらない。
ダイヤモンドの産出が世界2位のボツワナは経済が豊かで、国民一人あたりのGNIは南アフリカをしのぐ。
アフリカで最も民主主義が長く続いている国で、政情は安定している。
と聞いていたのだが、街や農村を見ると、手造りの掘っ建て小屋が並び、生まれてから一度もシャワーを浴びたことのないような少年たちが、もはや服として原型をとどめていないほど破れた布をまとって、金をよこせと群がってくる。
農村で人に話しかけても、水をくれとか、食べ物をくれとか、言われることが多い。
いったい、ダイヤモンドの富はどこへ消えてしまっているのか?
こういうのは政治が悪い。
食料や物品は今までと変わりないが、宿泊やツアーなど、つまり外国人の利用するものが高いようだ。
ボツワナプラ。
モザンビークからケープタウンへ向かうフランス人サイクリスト。
先日更新したナミビアのゴバビスという街で、盗難に遭った。
この街は、フレンドリーな人が多くて非常に感じが良く、ナミビアで一番居心地がいい街だと思っていた。
そのゴバビスのキャンプ場で、テントの前に置いていた靴を何者かに盗られた。
しかも寝ている時ではなく、起きている時に。
僕は、寝る時は必ず靴をテントの中にしまう。
靴を放り出したまま寝るキャンパーも多いので、自分は用心深い方だと思っていた。
おそらく犯人は従業員だと思うが、内部の者も外部の者も簡単に僕のテントに近づくことができたし、一応従業員を問い詰めてみたが、一度盗まれた物が戻ってくることは、まずない。
僕の靴は13000円で、履き心地も耐久性も良く、気に入っていた。
初めて買ったゴアテックスの靴だったが、一度も雨が降ることはなく、その性能を発揮することはなかった。
しかし靴を盗られるということは、今後、洗濯物を盗られる可能性だってある。
ちょっと買い物に行っているスキに、ちょっとシャワーを浴びているスキに、テントに侵入して寝袋や調理器具やレインウェアを盗られる可能性もある。
アウトドア用品は高額なだけでなく、アフリカで同じような物を入手するのは難しい。
僕の所持品はすべて、単なる物ではなく、大切な旅の伴だ。
金額の大小にかかわらず、盗られるというのは本当に悔しい。
幸い、このブログにいつもコメントをくれるwinlook君にもらったアクアなんとか、という水中でも履ける靴があったので、当面はそれでしのいだ。
winlook君、助かったよ。
これがなかったらトイレも裸足で行くところだった。
ボツワナに入国して最初の街(国境から200km)で、靴を探した。
こんなところにアウトドア用の靴などないだろうと、安物でいいやと思っていたら、なんと僕の靴とまったく同じものが売られていた。
しかもこんな露店で。
まさかとは思ったが、サイズが違ったので僕のではなかった。
値段は850プラ。
僕は隣にあったColumbiaの靴(700プラ)を買った。
僕の靴も、今ごろどこかで売られているのかもしれない。
キャンパーの皆さん、靴の盗難にご注意!
Maun, Botswanaにて
Dst.3469km
2011年8月17日水曜日
ボツワナへ
出会った仲間たちとお別れして、出発。
フランス人サイクリストのセバスチャンとピエール
女ひとりでアフリカを旅する大学生のナオミさん、たくましい。
大学休学して世界一周中のリョウ君のブログ→http://ameblo.jp/mizu-darthvader/
舗装道路になり、山も消えてフラットでなサバンナとなり、風もさほど強くなく、好条件で快適に飛ばしている。
やっぱり舗装道路はいい。
しばらく未舗装はお断りしたい。
しばらく未舗装はお断りしたい。
イボイノシシたくさんいた。
正面から見るとユニークな顔しているのだが。
サバンナの木にヒヒ。
今いる街は、ナミビアで最後の街となる。
明日、ボツワナ入国予定。次の更新は、順調にいって1週間後ぐらいになると思います(まともなネットカフェがあれば)。
Gobabis, Namibiaにて
Dst. 2814km
2011年8月15日月曜日
ウィントフック
ウィントフックという都市の名さえ聞いたことがないという人も多いと思う。
国の人口が200万だから、首都の規模もたかが知れている。
でも、長らく無人地帯を走って感覚がおかしくなってしまったのか、僕の目には、この小都市がビッグシティに見えた。
市の中心は、僕にはまったく必要のないファッショナブルな店が並ぶモールになっている。
ケープタウンのようなエネルギッシュな喧騒はなく、控え目でおとなしい印象。
標高約1600mで、今は冬だが、昼は30℃を超える。
夏はどれだけ暑いのだろう?
Marientalという街に滞在していた時、変な男が歌いながら僕に寄ってきた。
「君はこの国が好きに違いない。だってここにはバイオレンスがないから。」
たしかに首都も治安は非常に良く、危険はまったく感じない。
ビッグシティに着いたら、観光よりも何よりも、自転車屋とアウトドアショップを探す必要がある。
首都とはいえ不便なところで、しばらく探しまわってようやくまともな店をみつけた。
バーテープ、シフトケーブル(フロント)を交換。
スタンドも折れたけど、まあいいかな。
砂まみれだったので洗車もした。
あと、バッグがひとつ壊れた。
原因はもちろん過剰積載だが、それにしてもTOPEAKのバッグは貧弱すぎるかもしれない。
やはりORTLIEBを買うべきだったか。
たった1ヶ月ちょっとでひとつ壊れたということは、他のバッグも今後続々と壊れる可能性が高い。
思い切ってここで全部ORTLIEBに買い換えようかと、店で相談してみたのだが、ナミビアも南アもORTLIEBとは取引しておらず、個人で取り寄せるしかない、そうなるとドイツからの送料などすべて個人負担になるので費用も日数もめちゃくちゃかかる、と言われた。
ナミビアは旧ドイツ植民地で今もドイツと物的交流があると聞いていて期待していたのだが、残念。
修理しながら走り続けるしかない。
驚くべきことに、質の悪い未舗装を何百kmも走っていながら、今回の旅で、まだ一度もパンクしていない。
PanaracerのSUPER TUBEとSCHWALBEのタイヤはすばらしい、とここで宣伝しておこう。
スポークもまだ折れていない。
今は、ホステルに滞在している。
ホステルにキャンプサイトがあるので、やはりキャンプしている。
1泊N$70。
ここで、数人の日本人に出会った。
この旅で、日本人に出会うのは初めてだ。
久々に日本語で会話ができて、夜遅くまで話しこんだ。
世界一周中の裕さん&紘子さんのブログ→http://nynysekai.nynyblog.jp/
あと、4人のフランス人サイクリストもここに滞在している。
わざわざフランスから来て、ナミビア一周だけして帰る、というちょっと変わったルート選択。
自転車旅行者に出会うのもこの旅で初めてだ。
スタッフは気さくだ。
僕の旅の話をしたら、「今日はオレが飯をつくってやる!」と言ってごちそうしてくれた。
トウモロコシをこねたやつ、なんともいえない食感と味でおいしかった。
初めてのアフリカらしい食事だった。
こういうアピールは大事だと思う。
旅行者は、金さえ払えば何でも手に入ると思いがちだが、仮に首都の高級ホテルに泊まったとしても、無駄使いしちゃいけない部分がある。
去年やばかったんだな。
明日、走行再開する。
おぞらく数日後にはボツワナに入国しているはず。
地図で見た感じでは、ボツワナはナミビア以上に希薄で、街が全然ない。
200、300kmの無人地帯がざらにあり、少々不安。
ブログの更新もまたしばらく滞りそうです。
Windhoek, Namibiaにて
国の人口が200万だから、首都の規模もたかが知れている。
でも、長らく無人地帯を走って感覚がおかしくなってしまったのか、僕の目には、この小都市がビッグシティに見えた。
市の中心は、僕にはまったく必要のないファッショナブルな店が並ぶモールになっている。
ケープタウンのようなエネルギッシュな喧騒はなく、控え目でおとなしい印象。
標高約1600mで、今は冬だが、昼は30℃を超える。
夏はどれだけ暑いのだろう?
Marientalという街に滞在していた時、変な男が歌いながら僕に寄ってきた。
「君はこの国が好きに違いない。だってここにはバイオレンスがないから。」
たしかに首都も治安は非常に良く、危険はまったく感じない。
ビッグシティに着いたら、観光よりも何よりも、自転車屋とアウトドアショップを探す必要がある。
首都とはいえ不便なところで、しばらく探しまわってようやくまともな店をみつけた。
バーテープ、シフトケーブル(フロント)を交換。
スタンドも折れたけど、まあいいかな。
砂まみれだったので洗車もした。
あと、バッグがひとつ壊れた。
原因はもちろん過剰積載だが、それにしてもTOPEAKのバッグは貧弱すぎるかもしれない。
やはりORTLIEBを買うべきだったか。
たった1ヶ月ちょっとでひとつ壊れたということは、他のバッグも今後続々と壊れる可能性が高い。
思い切ってここで全部ORTLIEBに買い換えようかと、店で相談してみたのだが、ナミビアも南アもORTLIEBとは取引しておらず、個人で取り寄せるしかない、そうなるとドイツからの送料などすべて個人負担になるので費用も日数もめちゃくちゃかかる、と言われた。
ナミビアは旧ドイツ植民地で今もドイツと物的交流があると聞いていて期待していたのだが、残念。
修理しながら走り続けるしかない。
驚くべきことに、質の悪い未舗装を何百kmも走っていながら、今回の旅で、まだ一度もパンクしていない。
PanaracerのSUPER TUBEとSCHWALBEのタイヤはすばらしい、とここで宣伝しておこう。
スポークもまだ折れていない。
今は、ホステルに滞在している。
ホステルにキャンプサイトがあるので、やはりキャンプしている。
1泊N$70。
ここで、数人の日本人に出会った。
この旅で、日本人に出会うのは初めてだ。
久々に日本語で会話ができて、夜遅くまで話しこんだ。
世界一周中の裕さん&紘子さんのブログ→http://nynysekai.nynyblog.jp/
あと、4人のフランス人サイクリストもここに滞在している。
わざわざフランスから来て、ナミビア一周だけして帰る、というちょっと変わったルート選択。
自転車旅行者に出会うのもこの旅で初めてだ。
スタッフは気さくだ。
僕の旅の話をしたら、「今日はオレが飯をつくってやる!」と言ってごちそうしてくれた。
トウモロコシをこねたやつ、なんともいえない食感と味でおいしかった。
初めてのアフリカらしい食事だった。
こういうアピールは大事だと思う。
旅行者は、金さえ払えば何でも手に入ると思いがちだが、仮に首都の高級ホテルに泊まったとしても、無駄使いしちゃいけない部分がある。
去年やばかったんだな。
明日、走行再開する。
おぞらく数日後にはボツワナに入国しているはず。
地図で見た感じでは、ボツワナはナミビア以上に希薄で、街が全然ない。
200、300kmの無人地帯がざらにあり、少々不安。
ブログの更新もまたしばらく滞りそうです。
Windhoek, Namibiaにて
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