2010年9月5日日曜日

イメージ フィンランド 2

古代からフィン人が定住していたことからフィンランドと呼ばれるが、かれらは自分たちをスオミと呼ぶ。
人口が少なく、部族のまとまりも強くなかったため、長らくスウェーデン人によって支配され続けた。
18世紀からはロシアに支配されたが、1917年に独立。
戦後はソ連の勢力下に置かれたが、資本主義体制を維持した。
ソ連に頭を下げながらも、西側諸国に傾きすぎないような、微妙な外交で冷戦をやりすごし、ソ連崩壊後は西側について、1994年にEUに加盟した。

国土の73%が森林で、先進国では最も高い森林率(日本はそれに次ぐ68%)。主に針葉樹林。
国土の10%が湖で、その数は18万におよぶ。「湖」を意味する「スオ」が「スオミ」の語源といわれている。
針葉樹林と無数の湖、そしてカリブー(トナカイ)など、自然環境はアラスカやカナダととても似ていると思われる。

従来は林業と農業中心の経済であったが、1980年代以降はノキアやLinuxに代表されるIT、ハイテク産業へと変化し、ヨーロッパでも有数の経済大国となり、生活水準は非常に高い。
2001~2004年は国際経済競争力が世界1位だった。

フィン人93%、スウェーデン人6%、サーミ人0.1%、ロマ人0.1%。
公用語はフィンランド語。ローマ字を使うがヨーロッパ語族ではなくウラル語族(エストニア語、ハンガリー語など)であり、他の北欧の言語とは大きく異なる。オーランド諸島はスウェーデン語。サーミ語は準公用語。
プロテスタント89%。



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