4~5世紀、アジアから来たフン族に押されてゲルマン人がローマ帝国に進入、同化していった。これが有名な「ゲルマン民族の大移動」。
フン族の侵攻を食い止めたのは、ローマ帝国で傭兵となったゲルマン人であり、ヨーロッパ世界の成立にとって重要な役割を果たした。
この大移動のすぐ後に西ローマ帝国が滅亡し、ゲルマン人による王国が築かれ、フランク王国が統一した。
フランク王国において、ラテン語ではなくゲルマン語系を話す人一般に対する「Deutsch」(民衆、大衆)という呼称が、後の国名の由来となった。
9世紀、カール大帝の死後にフランク王国は、東フランク王国、西フランク王国、中フランク王国に分割され、それぞれドイツ、フランス、イタリアの原型となった。
神聖ローマ帝国、プロイセン王国を経て、1871年、ドイツ帝国が成立した。
分割後のフランク王国
1630年の神聖ローマ帝国
プロイセン王国
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