2017年4月2日日曜日

ICL その1

去年の夏に受けた白内障手術で、右目は0.2まで下がってしまった。
左目は1.5、右目は0.2。
この気持ち悪さにはやっぱり慣れなかった。

焦点を合わせにくいので常に違和感があり、人と面と向かって話す時は目を合わせるのがつらく、遠近感も狂うので高所での仕事中は足元が危なっかしいこともあり、自転車に乗っている時は右後方確認がしづらい。
左目ががんばって見ようとするので左目がとても疲れ、涙と目ヤニが出て腫れぼったくなり、右目は見ることをあきらめて機能しなくなっていくかのようだった。

何とかしたくて、唯一の解決策に思えたのがICL(Implantable Contact Lens)。
コンタクトレンズをインプラントする、つまり眼内に固定する永久コンタクトレンズ。
通常のコンタクトレンズのような手入れは不要、異物感もなし。
レーシックのように角膜を削るリスクはなく、仮にレンズが合わなかったとしても後で抜き取ってレンズを交換できる。
今は医者も視力矯正にはレーシックよりもこのICLを薦めているらしい。

ICLの第一人者と言われる医師がいるというクリニックに行ってみた。
僕は数々の手術を受けてきたので、ふつうではないレアなケース。
過去の手術のデータを参考にしたいと言われたので、データを集めた。

まずは2009年にレーシックを受けたクリニック
次に2015~16年に網膜剥離手術をした大学病院
この2つは何の問題もなくスムーズにデータを入手できた。

最後に、2016年に白内障手術をした眼科
ここは院長が高齢の女医で、いつも患者に対する説明が不十分で、こちらが質問したり物申したりすると逆ギレ気味になってまっとうな対応をしてくれない、問題の眼科。
電話して「手術のデータが欲しい」と言ったら、院長はヒステリーを起こして発狂したかのようになり、こちらの要望とは別の的はずれなことを言って騒ぎ立て、とても患者への対応とは思えない粗暴な言葉使いで、一方的に電話を切られた。
もう一回電話して、直接対決ではなく受付の人を通してこちらの要求を伝えたが、やはり会話が成立せず、結局データは入手できなかった。
「キ○ガイBBA」という言葉がこんなにもふさわしい人にお目にかかるのは久しぶりだ。

法律上、病院はカルテを5年間保存する義務があり、患者がカルテ開示を請求したら応じなければならない。
それを拒否するということは、何かやましいことでもあるのかと疑ってしまう。

ICLのクリニックにありのままを話したら、データは参考にするだけなので必須ではない、こちらで検査するので大丈夫です、と言われた。

検査の結果、いくつかの選択肢がある中で、近視用のICLで視力矯正できる可能性が高いでしょうと言われた。
ただし、遠くは見えるが近くが見えなくなる単焦点レンズ。
遠近両用の多焦点レンズというのもあるが、すでに白内障手術で入れた人工水晶体が単焦点レンズなので多焦点は効果が望めないらしい。

つまり、老眼の人と同じ見え方になる。
でも、遅かれ早かれ誰もが老眼になる。
左目もいつ老眼が始まってもおかしくない。
そしたら老眼鏡を使えばいい。
近くを見るのはあきらめて、左右ともに遠くが見えるようにそろえたい、というのが僕の希望である。

ただ、保険適用外なので高い。
片目34万円。
両目を施術する人は68万円も払う。
でももうウダウダ言ってられない、生きてりゃいろいろあるさ。
大事なのは決断力。

長文になってしまったので手術の結果はまた明日。



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