スポークが届いた。
ステンレススポーク72本セット(3420円)×2。
いろいろ試してみて、結局、前後左右すべて264mmのスポークを張った。
それで問題なく組めたのでいいのだと思う。
より簡単そうで、より壊れる頻度の低いフロントホイールからやってみる。
まずはハブ穴にスポークを通す。
もちろん適当ではなくちゃんと規則どおりに通す。
詳細説明は面倒なので省略します。
次にリム穴にスポークを通してニップルではめる。
長年自転車に乗ってきたけど、リム穴が一直線ではなくジグザグになってるなんて気づかなかった。
組み方は何種類かあるらしいけど、無難な「6本組み」で組む。
慣れてないので何度かミスをしてはやり直し、頭を混乱させながらも確実に組んでいく。
なかなか美しい幾何学。
とりあえず形にできただけでもちょっとした達成感。
振れ取り台(9425円)。
必要な物だから仕方なく買ったけど、いくらなんでも高すぎでしょ。
まずはすべてのスポークを同じ回転数ずつ締め上げて、適度なテンションまで上げる。
ニップル回しって、もうちょっと使いやすく作れないもんですかね。
次に縦横のブレを調整する。
縦のブレは微々たるものだったので無視して、横のブレを取る。
振れ取りゲージを少しずつ近づけていき、ゲージに接触する箇所を探す。
右側に振れている場合は、その箇所の右側のスポークを緩め、左側のスポークを締める。
要するに、スポークのテンションが上がるとそれにつられてリムは中心線より外側に振れていくので、振れている箇所のスポークのテンションを下げてリムがまっすぐ回転できるようにする。
ところで、てっきりフロントハブは左右対称だと思ってたけど、こんなでっぱりがあるせいで非対称であることに今さら気づく。
何でしょうね、このでっぱり。
非対称だと、ふつうにスポークを張るとリムが中心に来ない。
こんなに寄ってしまう。
リムを中心に来させるために、左側のスポークのテンションを上げる。
すでに左右のバランスはとってあるので、左側のスポークだけをすべて同じ回転数ずつ締め上げていく。
目安としてセンターゲージでチェックするのだが、これも説明省略。
中心に来た。
再度振れ取りチェック、再度センターチェック、を繰り返す。
プロがどの程度厳密に調整するのかは知らない。
長期ツーリングでは、ブレーキシューに接触しまくるほどブレてしまうこともめずらしくない。
そういうひどい状態と比較してしまう僕のチェックは甘いかもしれないが、でもまあ概ねまっすぐ回転してるだろう、っていうレベルまでは調整した。
最後に、スポークをギュッと握ったりリムを踏んづけたりして馴じみ出しをして、そしてもう一度振れ取りチェックをして、完成。
写真ではわかりづらいけど、右側のスポークはローテンションなので盛り上がっている。
走行中は、ハイテンションの左側スポークがすべてを支えて、右側はそれを補助する程度のものらしい。
これも初めて知った。
リアホイールも同じやり方で。
リアの右側にはスプロケットがあるので、やはり非対称。
フロントとは逆に右側がハイテンション、左側がローテンション。
どうりで、スポークが折れるのはいつも決まってリアの右側なわけだ。
本来、走行条件に応じたテンション調整もシビアにやるものだと思う。
荷物満載で悪路を何万kmも走るのなら、低めのテンションの方がいいのだろう。
でも今の僕にはそこまで職人技はムリ。
形にできてまともに走行できれば、今はヨシとする。
完成!
自分が組んだホイールで走行できた、ってだけでも満足。
しばらく慣らして振れが出てきたら、また調整する。
まさかバキバキ折れて崩壊するなんてことはなかろう。
今日から自転車通勤再開。
サイクリング日和が続いてますね。
ところで、古リムって、不燃ごみだろうか、それとも粗大ごみだろうか?
2015年10月14日水曜日
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