旅行中、幾度となくリム割れを経験した。
リム割れは、自転車トラブルの中でも最もやっかいな部類に入る。
割れたリムを修復することはできないので交換するしかないのだが、そのためにはスポークをはずしてホイールを組み直さなければならない。
今までは店に頼んで組んでもらっていたが、今後は自分でできるようになりたい。
現在のホイールは1年前に台湾で組んでもらったものだが、まもなくリムが歪み始めた。
帰国後、日本で通勤で乗る程度ならしばらくもつだろう、とだましだまし乗り続けていたのだが、先日ついに割れてしまったので、これを機に自分でやってみようと思い立った。
新リムは、Sun Ringle Rhyno Lite (4320円×2)。
ツーリング界では割とスタンダードらしい。
リムが変わるとスポークの長さも変わるので、スポークも新調する。
新ホイール用のスポーク長を算出するには、リムとハブの寸法を測る必要がある。
有効リム径はスペックを調べたら判明したが、ハブの細かい寸法はスペックを調べてもわからなかったので、実測する。
フロントホイールをバラす。
XTハブは優秀なのでこのまま継続して使用する。
ノギスを使って正確に計測する。
リアホイール。
クラック!
クラック!
クラック!
MAVICのリムは最も入手しやすいポピュラーなものだが、貧弱すぎてツーリングには絶対に向かないことは経験上わかっている。
でも店で自分の要望のリムを注文しようとしても、「これで大丈夫だよ」と半ば強引にMAVICを買わされてしまうこともある。
そんなこともあって、今後は自分でリムを選んで取り寄せて、自分でホイールを組む。
XTハブは優秀なので継続して使用する。
スポーク長の算出はいくつかのサイトでできるが、サイトによってけっこう違う。
よくわからないけど、とりあえずこのサイトで算出してみた。
http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/spoke.length.html
有効リム径 549mm
ハブスポークピッチ円直径 FR 37mm FL 43mm RR 44mm RL 44mm
ロックナット間距離 F 99mm R 140mm
ロックナットフランジ間距離 FR 17mm FL 28mm RR 47mm RL 35mm
リム穴オフセット 0mm
ハブスポーク穴径 2.5mm
スポーク数 36
スポーク交差数 3
結果
FR 266.5mm FL 264mm
RR 263.9mm RL 265.2mm
1mmの誤差なら許容範囲らしいので、FRとRLは266mm、FLとRRは264mm、で注文した。
これで本当に適正なのかどうか、定かではない。
フロントの左右で2.5mmも差ができてしまうのはおかしい気もする。
もし適正なら、お気に入りのリムとハブを決めてしまえば今後こんな面倒な計算をしなくてすむ。
スポークが届いて、組んで、完成するまでかなりの日数がかかりそう。
それまでしばらく電車通勤だ。
2015年10月4日日曜日
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自転車が奥深そうだなあとはいつも思っていますが、これは技術者魂が
返信削除そそられますね。チャンスがあれば部品を買って自分オリジナルの自転車を
作ってみたいものです。
自転車でもギターでもそうなんですが、プレーする方が得意で、モノをいじるのは得意というには程遠いです。
削除ホイール組みもだいぶ前からおぼえなきゃなと思いながらも先延ばしにしてきました。
苦戦しそうな予感たっぷりです。
でも成功したらオリジナル感が倍増するでしょうね。