マスタービルダーとして名高いマーク・ケンドリックという職人の手によるストラトで、お値段98万円。
このクラスのものを弾くのは初めてで、さすがに今までに弾いたどのギターとも違った。
ネックを握っただけで、いかにも弾きやすい、手になじむものだとわかる。
アンプを通さず生音で弾いても、ニュアンスがもろに出る。
アンプを通すと、やはり音の立ち上がりが早く、音色の変化の幅も非常に広い。
鳴りも伸びも、すべてのバランスが良い。
ネックの木の目にも秘密があることを教わった。
同じ木材でも、木の目の種類と向きによって、音が変わってくる。
木のどの部分をどの方向で切り出すか、職人によって決められる。
オールドギターに当たり外れがあるのは、たまたま良い部分を使ったものが当たり、ということなのだろうか。
高校生の頃、100万円のギターを使えばプロと同じ音が出るんだろうな、なんて安易に考えていた。
でも、当時このギターを弾いてみたとしても、何もわからなかっただろう。
いいギターは、上手さと下手さをもろに反映してくれる。
でもやっぱ100万は高いな。
この友人、ギターが増えすぎてしまったので、1本僕に勧めてきた。
これも決して安くはないが、正直、欲しい。
なんとか旅の貯金に手を出さずに金を作る方法を考えねば・・・
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