2009年3月31日火曜日

パーフェクト

ギターを買ったのは何年ぶりだろう。
もう買うことはないと思っていた。
売ることもないと思っていた。
これは、2本のギターを売ってでも、欲しいと思わせるものだった。

ネックとボディは、それぞれ別のギターから持ってきて組み合わせたもの。

ネックはレイヴォーン・モデル。初期のもので、指板はハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)が貼られている。
ハカランダは現在はワシントン条約により伐採が禁止されており、非常に貴重な木材となっている。
硬くて隙間がなく、スベスベだ。
先日手放したES-125のネックもハカランダだったが、こんなにスベスベではなかった。

ボディはカスタムショップの1960年モデル。
リアでもトーン調整できるように配線が変えられている。

クリアーで芯があり、奥行きのある音。
クセがなく、バランスが良い。
どんな曲調でも使える、マルチなギター。

たまらん。

今までメインで使ってきた1973年のストラトは、骨太でクセのある音で(これはこれで大好きなのだが)、使える場面が限られてくる。


アンプは1965年のチャンプ。これも他には代え替え難い本物。
そしてこの2本があれば、もうパーフェクト。


仕事の休憩中などは、ストラトの写真をみつめてみると、なごむ。
やっぱりストラトはいい。



2009年3月26日木曜日

初めてのドライブ

レンタカーでドライブしてきた。目的はストレス発散。

高速で松本まで行き、そこから乗鞍(車で行ける日本一高いところ)へ向かったが、乗鞍はマイカーでの通行は禁止、しかもシャトルバスなども冬期は完全通行止め、という情報を寸前で知り、やむをえず撤退。

少し戻って霧ヶ峰へ。2000m近く登り、久々に雪景色を楽しんだ。気温は-4℃。
  

メルヘン街道(国道で2番目に高い峠)を越えようとしたが、冬期は完全通行止めという情報を寸前で知り、やむをえず撤退。

少し戻って白樺湖へ。まだ氷が張っている箇所があった。
  

軽井沢へ。浅間山はまだ噴煙が見えた。184ヶ所のカーブがある碓氷峠では、ちょっと走り屋気分になれた。


会社の車を借りようかとも思ったが、余計ストレスがたまりそうなので、いい車をレンタルした。
プリウスとかいうハイブリッドカーで、エンジンがかかっているのかわからないほど無音で、振動も少なく、それでいて加速も良く、とにかく静かで軽快。
僕は車の知識はゼロに等しいのでよくわからないが、最近の車な皆こういうもんなんだろうか。会社の作業者もこんな感じにしてくれればさぞかし快適だろうに。
最高速度は173km/h以上は出ないようだ。リミッターで設定されているのかもしれない。
燃費は驚くほど良い。今日は545km走ったが、まだ結構残っていた。最後に使った分を補給したら3000円弱だった。

高速は高かった。もうすぐ安くなるのは知っているが、混雑すると余計ストレスがたまるので、今のうちに行っておいた。桜のシーズンも意図的に外した。

金のかかる遊びだが、とりあえずスカッとしてきた。



2009年3月23日月曜日

さらば

ギターを買うため、ギターを売った。

Gibson ES-125 1957年

11年前に買った。
基本的にアコギだが、シングルのピックアップが付いている。
エレアコともフルアコとも違う、初期のエレキギターの型。
アンプに通してリバーブを深めにかけると色気のある音が出る。
50年以上前のものとは思えないほど状態は良く、弾きやすい。
でもなぜか安い。

Gibson J-50 1969年

10年前に買った。
低音が利いていて音は良い。
でも、ネックが反ってしまっていて12フレ以上がビビる。
フレットも削れている。
他にもいくつか問題があり、他の60年代後期のJ-50より安く売られていた。
今回も店の人に色々指摘された。

2本とも別れ惜しさはあったが、本命はストラトなので、手放した。



2009年3月13日金曜日

100万ギター

友人の家でギターを弾かせてもらった。
マスタービルダーとして名高いマーク・ケンドリックという職人の手によるストラトで、お値段98万円。
このクラスのものを弾くのは初めてで、さすがに今までに弾いたどのギターとも違った。

ネックを握っただけで、いかにも弾きやすい、手になじむものだとわかる。
アンプを通さず生音で弾いても、ニュアンスがもろに出る。
アンプを通すと、やはり音の立ち上がりが早く、音色の変化の幅も非常に広い。
鳴りも伸びも、すべてのバランスが良い。

ネックの木の目にも秘密があることを教わった。
同じ木材でも、木の目の種類と向きによって、音が変わってくる。
木のどの部分をどの方向で切り出すか、職人によって決められる。
オールドギターに当たり外れがあるのは、たまたま良い部分を使ったものが当たり、ということなのだろうか。

高校生の頃、100万円のギターを使えばプロと同じ音が出るんだろうな、なんて安易に考えていた。
でも、当時このギターを弾いてみたとしても、何もわからなかっただろう。
いいギターは、上手さと下手さをもろに反映してくれる。

でもやっぱ100万は高いな。

この友人、ギターが増えすぎてしまったので、1本僕に勧めてきた。
これも決して安くはないが、正直、欲しい。
なんとか旅の貯金に手を出さずに金を作る方法を考えねば・・・



2009年3月1日日曜日

はじめまして

自転車でアフリカ大陸とユーラシア大陸を走破します。
出発は2年後の予定です。
準備や計画などについて、少しずつ書いていきます。
どうぞよろしくお願いします。

前回の旅のブログ
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前回の旅の写真
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