2014年10月16日木曜日

ポルサンゲン湾









ポルサンゲン湾。




















夜、雪が降ったようだ。
積もりはしなかったが、路面凍結。
なのでついに、装着。


まだわからないが、今のところ安定している。
当然、ペダルは重くなる。
下り坂でも軽くブレーキをかけられているかのような重さ。





水は相当な透明度があると思うが、日が差し込まないので、南国の海のような輝きは見せてくれない。
でもこの荘厳さもまたいい。















赤い草に白い点々があるのは、野生のコットン。











Honningsvag, Norway

20252km



2014年10月12日日曜日

スカンジナビアへ

ノルウェー入国。


シェンゲン圏のため、フリーボーダー。
イミグレーションなし、パスポートの提示不要。
というか、誰もいないし何もないので、この小さな標識を見逃したら、国境を越えたことすら気づかないだろう。



ノルウェーについて。

スカンジナビア半島の西側、氷河の侵食によって複雑に入り組んだフィヨルドの地形がえんえん続く。
(ちなみに今までいたフィンランドはスカンジナビア半島には含まれない。)
「入江、湾、フィヨルド」を意味する「vik」から、「ヴァイキング」(フィヨルドから来た者)という言葉が生まれた。
「ヴァイキング=海賊」というイメージがあるが、実際にはスカンジナビアに住む人全体を指し、手工業に秀でた漁民、農民であったという。
日本でヴァイキングといえば食べ放題だが、これはノルウェーの一般的なパーティのスタイルを真似たもの。

9~11世紀にヴァイキング時代として栄えたが、14世紀にデンマークに併合され、19世紀にスウェーデンに併合され、1905年に独立。
EU非加盟。

北海油田の豊富な石油資源により、世界有数の原油輸出国。
漁業、林業、鉱業、IT産業もさかんで、国民一人当たりのGDPはルクセンブルクに次いで世界2位。
首都オスロの物価の高さは、東京、ロンドンに次いで世界3位。
世界で最も税金の高い国としてギネスブックに掲載されたこともある。
就学率、識字率、平均寿命なども高く、人間開発指数(HDI)は世界1位。

ノルウェー人82%。
公用語はノルウェー語。







通貨はユーロではなく、独自の通貨クローネ。
同じヨーロッパのくせに、面倒だがATMで引き出さなければならない。
ATMはどこだろう、と探そうとした矢先に、女性が笑顔で「何かお探し?」と声をかけてくれて、非常に流暢な英語で教えてくれた。

フィンランド人と同様、ノルウェー人もゲルマン系で、金髪碧眼。
もちろん、見た目だけでフィンランド人とノルウェー人の違いなどわかるはずもない。

ノルウェー語はドイツ語に近いと思う。


北欧の中でも最も物価が高いと評判のノルウェー。
最初に現れた街、カラショークで唯一のスーパーで買い物。


感覚としては、スイスと似ている(スイスもメインのスーパーがcoopだった気がする)。
マズかろうが何だろうが、最安の食材を発掘してやりくりする。
最底辺の食生活を強いられるであろう。
ちなみに、コーラ500mlが18.90クローネ(321円)。
恐るべしEU非加盟国。

スーパーの中のアウトドアコーナーはかなり本格的で、見てるだけで楽しい。
ガスカートリッジも各種そろっており、予備を入手できた。



キャンプ場、110クローネ(1868円)。

ちなみにこの写真は、正午に撮った。
影の長さで太陽の低さを推察していただきたい。

テントは僕だけで、他の客はコテージに宿泊している。
コテージは400クローネ(6793円)とか言ってたかな。

シャワーを浴びようとしたら、なんとコイン投入式。
やっぱりスイスと同じだ。
シャワーと同時に衣類も洗濯する僕は少し長く時間がかかるので、もうなんだか面倒になってしまって、この日はシャワーはあきらめた。

Wi-Fiも有料。
時間制限はないが、別料金で25クローネ(424円)取られた。

早くもフィンランドに戻りたくなった。

夜3時、寒さで目が覚めた。
バスルームの小屋に逃げ込み、洗面所の隅で寝た。
北欧では、トイレもシャワールームも、常時暖房がきいている。

また曇り。
湖も凍り始めている。


午前中は氷点下。
タンクの水は半凍り、カシャカシャ音を立てながら進む。
午後から少し気温が上がる。



久々の雪山。


交通量はぐっと減少した。
道幅は狭いが、あまり車を気にせず走れる。



ラクセルブという街にはキャンプ場が2軒あるが、オフシーズンのためいずれも閉まっていた。
比較的安そうに見えたホテルに、一応料金を聞いてみたら、300クローネ(5085円)と言われてあきらめた。
でもおばさんが僕に興味を持ってくれて、ずっと自転車で旅をしている旨を話したら、200クローネ(3396円)に負けてくれると言う。
それでも高すぎるが、暖かい個室で寒さをしのげて、立派な共用キッチンもあり、その魅力とおばさんの好意に負けて、ここに泊まることにした。


Lakselv, Norway

20018km



2014年10月10日金曜日

さらに厳しく

この辺は雪が降ったようだ。


久々の青空 & 太陽。






もはやフラットはなくなり、エンドレスアップダウン。

写真だとアップダウンは伝わらないな。



風景は、変わってないようで少しずつ変わってきている。
木の背丈が低くなり、密集度も小さくなった。
緑も減少し、荒涼としてきた。

でも、トナカイらしき足跡がたくさんあるので、動物は生息している。




夕方、-1℃。



また違うベリー。


これはマスカットに似た味がする。





Karasjok, Norway

19938km



2014年10月8日水曜日

北極圏へ









これ、何ていうんだろう?

ローラースキー?
僕の自転車より速く、時々抜かれる。







初めての北極圏突入。


まだまだ北へ北へ。
突っ走ったる!

サンタクロース村。


北極圏とは、夏に太陽がまったく沈まない日が少なくとも1日以上あり、また冬に太陽がまったく現れない日が少なくとも1日以上あるエリア。



また、ここからはラップランドと呼ばれるエリアでもある。
ラップランドとは、サーミ人という先住民の居住域であり、北欧三国+ロシアにまたがっている。



北極圏ラインとサンタクロース村の少し南にあるロヴァニエミという街は、フィンランド随一の観光地のようだ(の割にはこじんまりと閑散とした街)。
キャンプ場に行ったら、オーナーらしき人が「今、敷地内でフリスビーの大会をやってるからキャンプはできない」とふざけたことを言う。
やむをえず、おそらく街で唯一のホステルに。
かなり不安を抱きながら恐る恐る料金を聞いたら、なんと€42。
クレイジー。
部屋はドミトリーだが、ベッドふたつ、シャワー・トイレは室内にある。
ドミトリーというよりはダブルルームだ。
他の客が来る可能性もあったが、結局僕ひとりで独占でき、ふつうのホテルに泊まったのと同然だった。
ふつう、ホステルというのは単なる宿泊施設ではなく、旅人同士の出会いや交流の場であったりするのだが、ここはまったくそういう感じではなく、誰とも接触することがなかった。
ぼちぼち疲れがたまって休みたいところだったが、この料金では連泊などできるはずもなく、翌朝チェックアウトの時間ギリギリまで休んで、出発。
ちくしょうめ、フリスビー大会さえなければ、キャンプ場でゆっくり休めたのに。



野生のブルーベリー、食べ放題。

甘酸っぱくて少しザラッとした感触の果汁、たしかにブルーベリー。

ロヴァニエミ以降、ずっと曇天。


風景は相変わらず。

寝場所も相変わらず森の中。

ブルーベリー、ブルーベリー。






キノコを試食する勇気はない。


曇天が続き、太陽がまったく現れてくれない。
日中の気温、3℃。
北上した影響ももちろんあるが、それよりも太陽が現れないと日中の気温が上がらず、寒く感じる。



またトナカイを見たが、やはりすぐ逃げて行ってしまった。

イヴァロという街で、連泊。
4畳半ぐらいの小コテージで、€20。


狭苦しいが、暖房がきいている。


トイレ・シャワー・キッチンは離れの小屋にあり、やはり暖房がきいている。
レセプションがバーになっており、そこでWi-Fiが使える。
高いけど、ちょっと暖かいところで体を休めないと、膝も痛くなってきたし。




Ivalo, Finland

19764km