不必要に前傾姿勢になるのでリラックスして乗れないし、視野も狭くなる。
そしてブレーキレバーが握りにくくて効きも悪い。
峠を越えた後の長い下りではこの握りにくいレバーを長時間強く握りしめていなければならず、手が痛くなる。
雨天走行、雪道走行、過剰積載となるとさらに効きが悪くなるので力いっぱい握りしめてしまい、リムがダメージを受けて歪む。
状況によっては登りより下りの方がしんどい時さえある。
強いて言えば、なんとなくルックスがかっこいいというのがドロップハンドルの唯一のメリットかな。
そんなわけで今さらですが、ハンドル交換してみた。
マルチポジションハンドル(約2000円)。
通称バタフライハンドル。
日本ではめったに見かけないが欧米ではかなりポピュラーで、旅行中もこのハンドルを装着したツーリストを見ることが多く、「あれいいなー」と思っていたのだ。
幅広でゆったり。
ブレーキレバー/シフトレバー一体型(約7000円)。
アウターケーブル、インナーケーブル全交換。
バーテープを巻いて、完成。
サイクルコンピュータ(約5000円)も新調。
大画面、ワイヤレス、防水。
2006年、初海外ツーリングの時に買ったサイクルコンピュータ。
ブラケットと接触する金属部分が摩耗してしまって接触不良がひどいので、ここで引退。
これは標高計と温度計が付いていて、重宝していた。
今は標高計温度計付きのサイコンは売っていないようだが、腕時計にも同じ機能がついているので困ることはない。
ライト(前後セットで約5000円)も新調。
今どきのライトはUSBケーブルで充電できる。
特に旅行中は、電池交換の手間が省けるのならそれに越したことはない。
最近のライトは小さくてもパワーがあるので、できるだけ小型で、防水で、充電できるものを選ぶべし。
自転車の「顔」を変えたわけだから、別人のようなルックスに。
乗ってみた結果、、、ドロップハンドルの100倍いい!!!
握り位置が高くなったので姿勢が起きて、乗り心地バツグン!
操作性、安定性もとても良好。
もちろんブレーキレバーも握りやすく、効きも強い。
超快適。
これでもう一度五大陸を走り直したいぐらいだ。
今後、ドロップハンドルを使用することはないだろう。
ハンドルもかなりの負荷がかかるものなのだが、不思議と一度も折れたことがない。
左右ペアでたしか2万円ぐらいしたレバーも、ガツガツぶつけたりしながらも壊れることはなかった。
よくがんばってくれたな、お疲れさま。