2011年1月31日月曜日

先週

先週は出張で大阪、京都に行ってきた。
特に観光もせず、遊びもせず、うまい飯も食わず、仕事だけで終わった。
なんとももったいない。
その気になればそういう時間も多少はつくれたが、その気になれなかった。
そういう時もある。

僕は15年ぐらいテレビのない生活をしているが、出張中はホテルでテレビを見たりもする。
相変わらず日本の報道は国内に目が行き過ぎだ。
ニュースとはいえないような国内の瑣末な出来事ばかりだったり、小学生向けのエンターテイメントだったり、あとニュース番組で占いをやるのはさすがに頭がおかしいんじゃないだろうか。
海外で重大な事件が起きても、「日本人の被害者はいません」で終わる。
前回の世界旅行でも各地のホテルでテレビを見たが、ワールドニュースは番組のトップでやっていたと思う。

エジプトが気になる。
先日のチュニジアの革命から飛び火した現在進行中の政変で、ネット上でも情報が錯綜している。
はたしてこれは革命なのか、それとも軍部のクーデターなのか、それともただ大規模なデモとして終息するのか?
ムバラク大統領は親米・親イスラエルなので、もし反米・反イスラエル政権に変われば中東のバランスも変わるだろうから、エジプト一国の問題ではない。
僕がエジプトにたどり着く頃はどうなっているだろう?

あと、信憑性のほどはわからないが、アメリカのイエローストーンに眠る超巨大火山に噴火の予兆が見られるらしい。→参照
もし噴火すれば、アメリカの国土の3分の2が灰に埋もれるという。
こんなことになったら旅行どころじゃない。

昨日は現場がシビックセンター(文京区役所)だった。
25階の展望台で写真を撮った。

スカイツリー
  

下に浅草のアサヒビールのオブジェが見える。


新宿方面、富士山の方角。黒いビルがジャマ。


黒いビルと都庁の隙間に富士山が見える。残念ながら不完全。




2011年1月23日日曜日

アウトドアグッズ ”食” ”住”

調理器具は、以前から持っていたものを継続して使用する。

コンロ、コッヘル、折りたたみ式スプーン、コップ


コンロは、ガス派とガソリン派に分かれるようだ。
コンパクトで使いやすくて安全なのがガス、補給に困らないのがガソリン、といった感じだろうか。
僕はガスしか使ったことがない。

ガスカートリッジはアウトドアショップやホームセンターで売っている。
おそらくヨーロッパでは問題なく入手できるだろう。
アフリカ、中東、アジアは未知。
後進国でも、国立公園があったり、アウトドアがさかんなところではアウトドアショップがあったりもする。
でも、物価が安い国では自炊するのがバカらしいので、レストランで食事することが多い。
そういうところではガスの減りも遅いので、3~4個買いだめしておけばしばらくはもつだろう。
先進国でも、オーストラリアのようにキャンプ場にキッチンが付いているとガスを節約できる。

ガスカートリッジは飛行機に積めないので、最初の国でアウトドアショップを探すしかない。
ガソリンの場合も、専用のボトルを空にして洗ったとしても、飛行機に積むことは許可されない、と聞いた。

ガスカートリッジはコッヘルにすっぽり収納できる。


コンロ本体も、折りたたむとこんなにコンパクト。ボタンひとつで着火でき、火力調整もできる。


まな板、ハサミ、ナイフ、シャープナー


12Lウォータータンク(¥880)


楽にペットボトルに注げる。


クーラーバッグ(¥1980)


Coleman ドームテント(¥7800)
床面積:215×215cm 高さ:150cm 収納サイズ:60×20×20cm 重さ:2.7kg

3~4人用なのでだいぶ大きいが、収納サイズ、重量ともに許容範囲。
アウトドアショップに売っている何万円もするようなテントは使ったことがない。
ホームセンターで売っている安物で十分。
質も耐久性も問題ない。
北米やオーストラリアでは、ホームセンターで安いテントが豊富に置いてあった。
日本で買うより現地に着いてから買った方がお得。
つくづく日本はアウトドア後進国だと思う。

収納した状態のテント、寝袋×2、レインウェア上下、枕、マット




2011年1月21日金曜日

イメージ チベット

ヒマラヤの北には、世界最大級の高原、チベット高原が広がる。
平均標高は4500m、面積は日本の6倍、中国の国土の26%を占める(チベット自治区はこの半分ほどの領土)。
ヤク、チベットガゼル、チベットレイヨウ、冬虫夏草をはじめとする希少な動植物が生息する。
最大最強の犬といわれるチベタン・マスティフは体高80cm、体重100kg、ライオンのようなたてがみがある。→参照
あのチンギス・ハーンも、ヨーロッパ遠征時に3万匹のチベタン・マスティフを連れて行ったという。
自転車をこいでいる時にこんなのが追いかけてきたら死ぬ。

ヒマラヤは長らく人の移動を断絶してきたため、チベットの民族、言語、文化などはインド文化圏とは明確に異なる。
独自の文化が育まれたチベットは、古来から独立国であったが、1720年には清に、1904年にはイギリスに侵入されるなど、国としての危機に瀕した。
1949年に中華人民共和国が成立すると、中国共産党は「チベット人民を解放する」との名目で人民解放軍を派遣し、武力によってチベットを保護地域とした。
その後、協定に反して社会主義が強行されたため、反共産党、反漢族感情が高まり、武装蜂起が頻発した。
1959年、大規模な反政府運動「チベット動乱」が発生したが、人民解放軍によって数万人のチベット人が殺害され、数千の寺院が破壊された。
指導者であったダライ・ラマ14世はインドに亡命した。
1966年から約10年続いた文化大革命、1989年のデモ、2008年の北京オリンピックの暴動などにおいても、中国はあくまで徹底的に弾圧し、多くの犠牲者が出た。

中国は民族の弱体化を狙い、チベットに大量の漢族を移住させ、現在は漢族の人口の方が上回ってしまっている。
2006年に開通した世界最高地の鉄道、青蔵鉄道(最高標高5072m、平均標高4500m)も、支配強化が目的だといわれている。
また、チベット高原は核兵器の格納および核廃棄の場となっている。

ダライ・ラマは現在も亡命中だが、その影響力はいまだ絶大である。
チベットの人々にとって、ダライ・ラマは精神的な支柱となっているが、チベットでは彼の写真や関連図書を所持することさえ禁じられている。
共産党による報道規制、ネット検閲は厳しく、「ダライ・ラマ」もNGワードのひとつとなっている。
多くの中国人は、チベットは中国の一部であり、中国に保護されていると信じている。

ダライ・ラマの帰国は許されていないが、仮に帰国できたとしてもすでに独立は諦めており、「高度な自治」を要求する立場をとっている。
彼の非暴力による世界平和の訴えやチベット文化の普及に対する貢献は高く評価され、1989年にノーベル平和賞を受賞した。

言語はチベット語。「エベレスト」はチベットでは「チョモランマ」と呼ばれる。文字はこんな感じ→ཇོ་མོ་གླང་མ
宗教は仏教。ラマと呼ばれる高僧を尊崇することから、かつてはラマ教と呼ばれたが、仏教とは異質なものととられることもあり、不適切な呼称として現在は使用されない。

  

チベット自治区の位置



2011年1月17日月曜日

アウトドアグッズ ”寝” ”衣”

deuter Trek Lite 200(¥12390)×2 素材:ダウン 適正温度:9℃ 限界温度:-9℃

前回の旅では、カナディアン・ロッキーで夏なのに氷点下になり、寒くて眠れず悩まされた。
今回は、”寝袋二重作戦”でいく。
暑い時はひとつ、寒い時はふたつ重ねる。
ダウンは軽量な割に保温性が高い。ただ、洗濯ができない。
前回の旅で使用した寝袋は、保温性が今ひとつな上に収納時のサイズが大きすぎた。

カバー付き枕(¥939)
  
空気でふくらませるタイプ。
空気の量を調整することで好みの高さにできる。
前回もこのタイプを持って行ったが、すぐにバルブの根元が切れて使い物にならなくなった。
やむをえず布の枕を買ったが、収納時のサイズが大きすぎた。
これは、収納時はとてもコンパクト。

マット(¥980)

安物。
すぐへたれる。
それだけに、破けても穴が開いても気にならない、という利点がある。
エアマットは高いので、ここはケチッた。
予算に余裕があったらエアマット購入も考えるが、エアマットは穴が開いたら終わり、という不安がある。

low alpine ゴアテックス レインウェア(ジャケット¥14070、パンツ¥8400)

僕は誰よりも服に金をかけない人間だが、ゴアテックスのレインウェアは買う価値があると思う。
(これはゴアテックスの中では最安値のものだが。)
蒸れないので防寒着にもなる。
寒さで眠れぬ夜も、これを着ると全然違う。
前回もゴアテックスを使用したが、防水機能が落ちてきたので買い替え。

上着(¥5880)

起きてる時はこれぐらいでたいていの寒さは乗り切れる。

帽子(¥2992)とサングラス

紫外線の強さは日本の比ではないので必需品。
サングラスはもらいもの。



2011年1月12日水曜日

イメージ ネパール

狭い国土ながら、南部の低地から一気に世界最高峰のエベレスト(8848m)まで登りつめる、ヒマラヤ登山の玄関口となっている国。
ヒマラヤ山脈には、8000m級の独立峰が14、付属峰も含めると7000m級が100以上ある。
インダス川、ガンジス川、長江などの大河の水源となっており、このヒマラヤ水系には7億5千万人が生活している。
「エベレスト」はイギリスによる呼称で、ネパールでは「サガルマータ」と呼ばれる。

BC5世紀頃、現在のネパール(文化圏としてはインド)で、シャカ族の王子として生まれたゴータマ・シッダールタは、菩提樹の下で瞑想中に悟りをひらいて「ブッダ」(目覚めた人)となり、仏教を創始してガンジス川流域で布教した。
ブッダは、無常を自覚することで人生の苦から解放される道を見出した。
彼の教えは、バラモン教の苦行やカースト制度を否定し、すべての人に平等に門を開いたため急速に普及し、やがてアジア東部全域に広まった。
ただし、ネパールとインドではその後生まれたヒンドゥー教に吸収されてしまい、仏教徒はわずかしかいない。

ネパールは近代まで諸王朝に分かれていたが、1769年、ゴルカ王が全土を統一した。
18~19世紀、イギリスはインドを征服するために多大な力を注いでいたが、ネパールには手が回らず、現在までネパールは植民支配されずに独立国家を維持することができた。
運良く独立が維持できただけのネパールでは、民主化も進まず、王家では内紛が絶えず、暗殺、虐殺、クーデターが繰り返された。
2001年、王族の晩餐会にてディベンドラ皇太子が銃を乱射し、多数の王族が死亡、自身も直後に自殺した。
その後即位したギャネンドラ国王は、その時の晩餐会を欠席しており、彼の家族も全員無事だったことから、彼の陰謀ではないかという疑惑がある。
その後、ギャネンドラは内閣停止、憲法停止、絶対君主制をとった。
この独裁に対して、主要政党や、以前から武装闘争をしていたマオイスト(毛沢東主義者)、インド系少数民族マデシなどの抗議活動が高まった。
2008年、240年続いた王政がついに廃止され、ギャネンドラは退位、共和制国家へと移行した。
国名も「ネパール王国」から「ネパール連邦民主共和国」となった。
2010年12月、ギャネンドラの長男が泥酔し、副首相の娘婿と口論になって発砲、逮捕される、という騒動があった。

国民の半数ほどがパルバデ・ヒンドゥーという民族だが、これは総称で、カーストによって細分化されている。
この他30以上の民族。ヒマラヤガイドとして有名な少数民族シェルパもいる。
公用語はネパール語。ヒンディー語やウルドゥー語と似ている。文字はこんな感じ→गणतन्त्र नेपाल 
この他民族ごとの言語が50以上。
ヒンドゥー教80%、仏教10%、イスラム教4%、キラント教3%。

  ネパールの位置



2011年1月7日金曜日

101歳



今日、101歳になりました。
貴重な明治生まれです。
まだまだ長生きしてください。



2011年1月4日火曜日

キャリアとバッグ装着

  
日東キャンピーは、高額なだけあって、しっかりしたつくりになっている(それにしても、1つ¥13600は高い)。
このキャリアは、MTBやロードバイクに装着することはできない。ツーリング車にのみ装着できる。
ゆえに、需要が少ない。店に置かれているのは見たことない。

なぜか、バッグをセットする枠が、角度がついてハの字になっている。横倒しにしたら負荷がかかりそうだ。
  

バッグも装着。

バッグは一見小さいが、広げればもっと大きくなる。
横振り防止のフックが、キャリアにうまく咬まないので、改造の必要がある。

フロントバッグも問題あり。やはりワイヤーと干渉してしまう。脱着も開閉もしづらい。
フロントバッグは他の物に買い替えかもしれない。


あと、バーテープを貼り替えた。
弾力性があって握り心地が良い。



2011年1月3日月曜日

甥姪(現在~2008)

  
  
  

  

  

  

  

  

  

   



2011年1月2日日曜日

逸材

ベッドに横たわりながら、ずっとDVDを見ていた。

ジョン・メイヤー ”Where The Light Is”


才能の塊のような男だ。
アコギを弾かせても、ストラトを弾かせても、天下一の腕前だ。
親しみやすい歌と、コード感豊かなカッティングで、心地良いグルーブを生み出す。
作曲、アレンジ、即興性、エンターテイメント性、どれをとっても新しく、バリエーション豊かで、他を圧倒する力強さがある。

デビューは2001年、まさに21世紀の新しい音楽を創り出す象徴的な存在となっていると思う。
現在33歳という若さ(僕より年下)だが、「現代の三大ギタリスト」のひとりに選ばれ、すでにクラプトンやバディ・ガイ、B.B.キングなどの大御所と何度も共演している。

ここ数年、僕はずっとジョン・メイヤーを聴き続けている。
彼はどこまでもアメリカ的、都会的だが、不思議と彼の音楽は旅の情景と重なり合う。

昨年、来日したらしいが、まったく気づかなかった。



 






 




  





 





 






        






2011年1月1日土曜日

あと半年

明けましておめでとうございます。

昨日は、正月休みまであとわずかというところで、ダウンしてしまった。
突然吐いて胃の中が空っぽになり、栄養ドリンクでドーピングして仕事にのぞんだのだが、立っているのもやっとで、寒気がして震えが止まらず、「今日はもう帰った方がいい」と言われて早退することになった。
情けない。
今までも、数年に一度、こうやって仕事不能になるほど体調を崩すことがあった。
こんなことで世界を走り倒すことができるのかと、体力、精神力の弱さを痛感する。

昨日から今日にかけて、まったく何も食えず、ベッドで寝たきりだ。
1年の始まりだというのに、幸先が悪い。

いよいよ出発まであと半年。
準備も大詰めだ。
語学の勉強がだいぶおろそかになってしまっているが。
やるべきことをきっちりやって、旅立ちたい。