農村の田舎道でも、ちょっと座って休憩しただけで次々と人が集まってきて、また凝視攻撃。
全員無言。
幼い少年4人でお出かけのよう。
この時僕は休憩していたのだが、かれらは僕のことをひどく怖がり、進めなくて困っているようだった。
笑顔で手を振ってみたりしたけど、結局近寄ってはこなかった。
首収納状態。
ビヨーン!
昨日まで感じていたやりづらさが、今日はない。
この道はいい。
街中でも農村でも、あちこちで神様がまつられている。
中から僧侶が出てきて、お菓子をくれた。
自転車を停めて、いただいたお菓子を食べ始めたら、またたく間に人が集まる。
(※後ろに見えているのはトラックです。)
完全包囲。
これだけ人が集まると、ひとりぐらいは英語を話せる人がいて、少し会話した。
他の人たちは完全無言。
そして全員男。
やっぱパキスタンと似てるな。
ただし、僕がちょっとでも離れたら自転車に触りまくるのは、インド特有。
モスクもある。
ちょっとショボすぎない?
フルーツ屋さんでバナナを買って立ち食い。
また包囲。
そんな怖い目でにらみつけたら、ケンカを売ってるとみなされますよ。
バナナ4本買ったのだが、そのうち1本は誰かが勝手に食べていた。
この程度のことで動じていては、この国ではやっていけない。
アフリカみたい!
僕が立ち止まってカメラを取り出すと、村人たちは警戒心をあらわにする。
アフリカと同じで、こういったところでは撮影は嫌がられる。
かれらのプライベートだから、当然だ。
「ウシの写真を撮りたいんだよ」とごまかして、なんとか警戒をゆるめてもらう。
めずらしく女性から撮影許可がおりた。
バイクの家族と話をしていたのに、カメラをかまえたらひとり増えてた。
このヒゲのおっさんはいったいどこから出てきたのだろう?
お父さんと、お母さんと、子ども?
わざわざ照明を取り替えて、ディスコみたいにしてくれた。
なんだかいろんな物を引っ張り出してきて、うれしそうに僕に見せて写真を撮ってくれと言う。
またお菓子をいただいた。
Nepalganj, Nepal
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