2015年6月17日水曜日

やっとこさ免許奪還

一度越えたことのある山をもう一度越える。
つくづくムダなことをした。
膨大な時間と労力と出費。
言ってもしょうがないけど。

教習所はちゃんとしたところで、寮も快適で、特に不服はなかった。
いや、ひとつだけ。
「月に二度ケーキバイキングあり」が、この教習所を選んだ決め手だったのに、期待していたものとは程遠く、まったくのハナクソだった。
一人一皿のみ、鼻の穴でも食えるんじゃないかってほど超ミニミニミニケーキだった。
あれをケーキバイキングと呼んではいけない。
男のロマンを踏みにじりやがって。

地方の教習所は、通いより合宿の方が多数なのかな。
ざっと見た感じ教習生の大半が合宿生っぽかった。
20歳前後とおぼしき初々しい子たちの中にアラフォーがひとりたたずむ、なかなかの居心地だった。
ああいう輪の中には入っていけないが、時々目を輝かせて話しかけてくれる子もいたりして、まぶしかった。

路上教習は、東京と違って交通量が少なくて走りやすく、広々とした田んぼの中を気持よく走れた。
運転技術は体がおぼえているから、指示されたことは全部できてしまうので、教官もガミガミ言ってくることはなく、雑談で盛り上がったりした。

まったくもって自慢すべきことではないが、つまづくことなく合宿は最短で卒業し、翌日に本試験合格した。
いくつになってもテストって緊張する。
悩ましい課題をクリアできて、ひとまず安心。

完全失効は本当におすすめしません。
これほど高ハードルな免許制度を持つ国って他にあるでしょうか?











6 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    数年間ペーパーなのによく身体で覚えてましたね。
    今回もオートマですか?
    何と言うかこの世の終わりのような夕焼けですね。

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    1. 4年ほど前まで働いていた会社では毎日運転してましたから、忘れませんよ。
      何気に運転も好きですしね。
      マニュアルも興味ないわけじゃないんですが、最短最安コースを優先してAT限定です。
      どういうわけか若い教習生たち、MTが多数派でした。
      運送業か走り屋にでもならい限りATで足りると思うんですけどね。

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  2. おめでとうさん。

    ケーキバイキングがそこまで酷いとは…
    電車内にある広告は食べ放題と書いてあったが、過大だな。
    では、奪回祝でルーローハンでも食べに行くかい。

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    1. なぜそんなに魯肉飯?
      そこまで好きなら台湾に行って本物を食べてみるといい。
      個人的には雞肉飯のほうが好きだ。

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  3. あらためて日本の仕組みを経験しなおすというのもそれなりに
    学ぶことや気づくこと多いのかもしれませんね。

    たしかに人生2回目の教習所の料金は痛い出費です。。。。

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    1. 不思議なこと多いですよね。
      実際の運転で一番難しいのは車庫入れだと思うんですが、教習所ではほとんど練習しません(少しだけやりますがまったく実践的ではないです)。
      ポンピングブレーキとか、踏切で窓を開けるとか、実際の運転では誰もやらないことをやらされます。
      学科も、違反した時の罰則なんかはしっかりおぼえておきたいんですが、ほとんど試験に出ません。
      路面電車とか積載とか牽引とか、誰も知らないようなことが頻繁に試験に出ます。
      でも、意味があろうがなかろうが、国が要求したマニュアルをきっちりこなせる人にだけ免許が与えられる、と解釈して覚えなおしました。
      パンクした時とかバッテリーあがった時の対処方法なんかも実技でやった方がいいと思うんですけどね。
      日本人でも疑問に思うことが多いですから、海外の人からしたらまったく理解不能でしょうね。
      他の国々の免許事情と比較してみたいです。

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