2014年10月8日水曜日

北極圏へ









これ、何ていうんだろう?

ローラースキー?
僕の自転車より速く、時々抜かれる。







初めての北極圏突入。


まだまだ北へ北へ。
突っ走ったる!

サンタクロース村。


北極圏とは、夏に太陽がまったく沈まない日が少なくとも1日以上あり、また冬に太陽がまったく現れない日が少なくとも1日以上あるエリア。



また、ここからはラップランドと呼ばれるエリアでもある。
ラップランドとは、サーミ人という先住民の居住域であり、北欧三国+ロシアにまたがっている。



北極圏ラインとサンタクロース村の少し南にあるロヴァニエミという街は、フィンランド随一の観光地のようだ(の割にはこじんまりと閑散とした街)。
キャンプ場に行ったら、オーナーらしき人が「今、敷地内でフリスビーの大会をやってるからキャンプはできない」とふざけたことを言う。
やむをえず、おそらく街で唯一のホステルに。
かなり不安を抱きながら恐る恐る料金を聞いたら、なんと€42。
クレイジー。
部屋はドミトリーだが、ベッドふたつ、シャワー・トイレは室内にある。
ドミトリーというよりはダブルルームだ。
他の客が来る可能性もあったが、結局僕ひとりで独占でき、ふつうのホテルに泊まったのと同然だった。
ふつう、ホステルというのは単なる宿泊施設ではなく、旅人同士の出会いや交流の場であったりするのだが、ここはまったくそういう感じではなく、誰とも接触することがなかった。
ぼちぼち疲れがたまって休みたいところだったが、この料金では連泊などできるはずもなく、翌朝チェックアウトの時間ギリギリまで休んで、出発。
ちくしょうめ、フリスビー大会さえなければ、キャンプ場でゆっくり休めたのに。



野生のブルーベリー、食べ放題。

甘酸っぱくて少しザラッとした感触の果汁、たしかにブルーベリー。

ロヴァニエミ以降、ずっと曇天。


風景は相変わらず。

寝場所も相変わらず森の中。

ブルーベリー、ブルーベリー。






キノコを試食する勇気はない。


曇天が続き、太陽がまったく現れてくれない。
日中の気温、3℃。
北上した影響ももちろんあるが、それよりも太陽が現れないと日中の気温が上がらず、寒く感じる。



またトナカイを見たが、やはりすぐ逃げて行ってしまった。

イヴァロという街で、連泊。
4畳半ぐらいの小コテージで、€20。


狭苦しいが、暖房がきいている。


トイレ・シャワー・キッチンは離れの小屋にあり、やはり暖房がきいている。
レセプションがバーになっており、そこでWi-Fiが使える。
高いけど、ちょっと暖かいところで体を休めないと、膝も痛くなってきたし。




Ivalo, Finland

19764km



2 件のコメント:

  1. 寒そうだなあ・・・他に世界チャリダーは見かけますか?地元のサイクリストだけ?人が少ない分、自然や自分との対話の機会が多くなるんでしょう。うざいくらいにぎやかなのが懐かしくなりますね。雪が積もるまえに抜けられると良いですね。お気をつけて。

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    1. サイクリストはまったく見かけません。
      夏季ならいるはずですが。
      アジアなんかの密集地帯によく行く旅人はこういうの苦手かもしれませんが、僕は好きです。
      せっかくスタッドタイヤ買ったので、少しは雪降ってほしい気持ちもあります。

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