2014年7月15日火曜日

ハノイ

首都ハノイ。
















もちろんここでも、うっとうしい小バエ(バイクタクシー)につきまとわれるのだが、南部やカンボジアと比べると控えめでおとなしい。
大声で吠えたり手を叩いたりはせず、小声でボソッと何か言ってきて、無視するとすぐに消えてくれる。
野蛮さが足りないな。

英語と日本語を交えて、「私は学生です。日本語を勉強しています。日本が好きです。今は休暇中なのでバイクでハノイを案内します。」なんて言ってきたヤツもいた。
100%詐欺師だが、仮にこいつの言葉をすべて信じたとしても、バイクで街を案内してほしいなんて微塵も思わない。









ケーキ! ケーキ!


ホイップクリームたっぷり。


今まではあまりの暑さのためアイスやかき氷ばかりに走ってしまったけど、ケーキもおいしいじゃん!














小豆とゼリーのチェー。


北部のチェーは南部とはまた違うかもしれないと思ったので、一応再トライしてみたが、大差ない。
もちろんマズイわけではない、おいしいのだが、旅行者たちの間での知名度の高さ、評価の高さの割には、インパクトもなく個性もなく芸もない。
こんなもん、日本で自分の家でもすぐつくれるんじゃないかな。
それからしつこいようだが、圧倒的に「冷たさ感」が足りない、氷の粒がでかすぎるのだ。
もっとこう、ガツーン、と全身を芯から冷やすように攻めてきてほしいのだよ。







ぼったくりおばちゃん。


インド人と同じで、ベトナム人はぼったくりオーラを出しすぎだよ。
声をかけてくるヤツはいちいち悪人の匂いをプンプンさせてくるので、警戒モードじゃない時でもすぐわかる。
そして微妙にぼったくればいいものを、欲張ってゼロを1つ増やしてくる。

このおばちゃんは、パイナップルとバナナで15万ドン(718円)も要求してきた。
素直に15万ドン払う人、いるのだろうか?
ゼロが多すぎて計算が面倒なので、一瞬パニクって相手の言い値が正しいと思ってしまう人がいるのかもしれない。

イラッとくるのは、周囲でたむろってるヤツらも、僕に教え諭すかのように「15万ドンだよ」と加勢してくるのだ。
はいはい、こういう集団プレーで「皆がそう言うなら自分の計算が間違ってるのかな」と思わせる心理作戦、アフリカでもインドでもさんざん見てきたよ。
たまたま居合わせたように装って、実は最初からグルなんだろ。

「誰が買うかよ、お見通しだよバーカ」という意味をこめて、勝ち誇った笑顔を見せつけて立ち去る。
この時相手が見せる、若干バツの悪そうな表情がなかなか愉快である。









犬食文化があるらしい。




















一応首都なのだが、スーパーがない。
調べてみると郊外に何軒かあるらしいが、中心地を散策していてもスーパーは見かけない。







車がなくても、家族でお出かけできます。
渋滞もしないし、どんな店でも降りずにドライブスルーで買い物できます。





自転車屋は簡単に見つかった。
ハノイ中心地に到着してすぐ、バックパッカー向けの宿が集中している通りで宿を探していた時、スポーツ車を扱う店を発見した。
36穴の中古リムがあるというので、ハブとスポークは今までの物を継続して、組んでもらった。


自転車を逆さにして作業するのが僕は嫌いなのだが、ベトナム人は文句を言われるとふてくされる習性があるので、なんとか我慢してやらせておいた。

タイヤも交換したが、よりによって僕が最も信頼していないSPECIALIZEDのタイヤしかなかった。
しかし背に腹は代えられぬ。

リム交換と前後タイヤ、総額80万ドン(3831円)。 

とりあえず今は応急処置でOK。
中国か台湾でまともな店を発見できたら、また改めて交換する。

宿はホーチミンと同様、自転車を置くスペースがなさそうな狭苦しい建物ばかりで、しばらくさまよったが、なんとか1軒、レセプションの隅に置かせてくれるところがあった。


ハノイはホーチミンより全体的にいろんなもののクオリティが低く、そのくせ物価は若干高い。

今日は宿のレセプションで、白人男性客が怒り狂って従業員にめっちゃ怒鳴っている場面に遭遇した。
詳しい事情は知らんが、どうやら料金に手違いが生じていたようだ。
文化や常識にこれだけ大きな隔たりがあれば、いろいろあります。






Ha Noi, Vietnam



2 件のコメント:

  1. 連中の許し難いところは不慣れな旅人を食い物にするところですね。
    逆だろ、助けてやれよ、といつも思います。
    まあ日本人らしいガードの低い発想かも知れませんが。
    私もハノイでブチギレさせられました。
    ハノイはそんな素養があるのかも知れません、お気を付け下さい。

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    1. まっとうに働いてもどうせわずかな収入しか得られない、だったら人に恨まれてでもズルイ方法で稼ぐのが賢いと判断してしまうのでしょう。
      警察力も貧弱でしょうし、相手が外国人なら地の利もあるし、先進国で詐欺をやるよりはるかに低リスクでできてしまうのでしょう。
      どんな国にも悪人はいますが、集団プレーで旅行者を食い物にするような国は、悪行が地に染み付いてますね。
      これで一時的な収入は得られても、国全体としてまっとうな道を歩めるわけがありません。
      東南アジア走行もぼちぼち完結、なんとか無傷で抜けたいものです。

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