2014年6月6日金曜日

プノンペン 4



エリートタウン。


スラム。


エリートタウン。


スラム。


エリートタウン。


スラム。


中国資本のようだ。


「富人区」って、露骨なネーミングだな。



日本も開発に乗り出している。
イオンは、近づいて確認したわけではないが、まだ建設中っぽい。


東横インも建設中。


洪水対策工事中。

ご苦労様です。



中心市街から離れても、四六時中、ハエ(=トゥクトゥク)がまとわりつく。
これは、エジプト、インドに次ぐウザさだ。
無視していればすむのだが、あまりにイライラが募るので、そのイライラを露わにして毒づいてやることもある。
どれだけストレスになっているか、少しは思い知らせてやる必要がある。

あと、無視していると、 売春、風俗、大麻の勧誘に切り替えてくる者もいる。

トゥクトゥクは8割ぐらい廃業しても支障ないと思う。
ほとんどのやつらはヒマそうにしている。

ホテルやスーパーの従業員もムダに人数が多い。
客の数より従業員の数の方が多い、というのは後進国でよく見る光景。 
何もせず突っ立ってるだけの者、携帯で話している者、ゲームをしている者、座り込んでいる者。

よく観察すれば、やるべき仕事なんていくらでも見つけられる。
客のニーズに気づくことができないから、いつまでも向上しない。
っていう以前の、もっともっと低いレベルでの、意識の問題。





おそらくほとんどが、日本から来た中古車。
「GIANT」の看板があって一見立派だが、あくまで中古屋なので、シマノパーツとかを取りそろえているわけではない。



日本から流れてきたものをそのまま売っているわけではない。
バラして、掃除して、塗装して、組み直している。

これは感心。





ニワトリ、生きてます。











この後雨降ったけど、服屋さん大丈夫だったかな?




屋台では、雨が降り始めると、すぐさま即席のテントを組み立てるようだ。



一般に、経済水準と仕事のクオリティは比例する。
後進国では、接客・サービス業のあまりのいいかげんさ、無責任さ、態度の悪さ、礼儀やマナーの欠如に憤慨する旅行者も多いと思う。
特に、接客世界一の国で育った日本人にとっては、耐え難いような屈辱を味わうことも多い。
物価が安い分、こういった低クオリティに対する忍耐も必要になる。

ここカンボジアもそうなのだが、他国にはない異様な感触がある。
ホテルやスーパーの従業員などは外国人を接客することが多いのでまだまともかと思いきや、目を疑うような無礼な対応をされることもめずらしくない。
注意すると、目をそらして「英語わからない」みたいなそぶりで逃げて行ってしまう。
さっきまで英語で対応してたくせに。

先日、僕の部屋のエアコンを新しいものに交換するというので、部屋に数人の若い従業員が入ってきて交換作業をしたのだが、入るなり下っ端っぽい従業員が何の躊躇もなくベッドに座ってしゃべりだしたり、工具やネジをベッドの上に置いたり、自転車によりかかったりなど、ふざけた行為の連続だった。
そのたびに僕は注意するのだが、するとそいつらは決まって、仲間と目を合わせてクスリと笑う。
カチンとくるので厳しい口調で注意して睨み続けると、目をそらしてうつむいてしまう。
謝罪などない。
作業のリーダーらしき者も、一切注意しようとしない。

反応が完全に、小学生。
子供は、親や先生に怒られそうになった時、怒られるという現実を直視したくないので、笑ったり目をそらしたり話題を変えようとしたりして、逃避を試みるものだ。
「ごめんなさい」と観念して謝るのは、さんざんしぼられて泣かされた最後のことだ。
かれらの反応が、まさにこれなのだ。
こちらが怒ると、それに向き合おうとはせず、話を聞こうともせず、とりあえず逃げてみる。
精神年齢が小学生のまま、大きくなってしまっている。

ポル・ポト政権崩壊後、この国には大人がいなかった。
人口の85%が14歳以下。
こんな異常事態、他に例があるだろうか。
今いる大人は親から厳しくしつけられることなく大人になり、自分の子供を厳しくしつけることなく子供は大きくなり、そしてかれらの子供もまた・・・
一度の「大人の不在」がこういった連鎖を引き起こし、まだ糸を引いている。

むしろ当時は、子供の方が立場が上だった。。
子供が大人を監視し、疑わしきことがあれば密告し、処刑した。
その認識も継承されているとしたら、恐ろしいことだ。

経済援助や技術支援は他国がしてくれてきている。
でもいずれは、カンボジア人が自力で立ち上がらなければならない。
僕の目には、まだそのビジョンは見えてこない。

アフリカを旅した時に感じたのとはまた違う、このスッキリしないモヤモヤ感・・・


Svay Rieng, Cambodia

13491km



2 件のコメント:

  1. イオンですか。
    種々多様な企業が新たな市場を求めてと、中国などワケワカラン?国に次々進出してますが本音はどっちなんでしょうね。
    インフラはおろか法律すらいい加減なリスキーな国で商売なんかやりたくないと思いますが。
    本国市場が飽和、ライバル企業が行くから「仕方なく」行ってるのが実情じゃないでしょうか。

    直にベトナムですね。
    自分もベトナムで大げんかしました。ブチギレたの初めてです。
    連中金に汚いしいい加減です。
    他の旅行者と話をしていてもベトナムは悪い話の方が多いです。

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    1. たしかに、カンボジアの法体系はどうなんでしょう。
      法学者も殺されてしまったから、法整備も外国まかせだったのか、それとも自国でできたのか。
      (この点は日本も言えませんが)
      旅行者目線で見てると、警察力は弱そうですね。
      法治国家としても貧弱なのでしょう。
      なんにしても、カンボジアで働いている日本人は苦労が多いと思います。

      ベトナムついてはいろいろ聞きます。
      ぼったくりの多さ、外国人料金、ドンの計算のしにくさ、英語の通じなさ、交通量の多さ。
      でもいい国だったと言う人も多いです。
      自分の目で見てきます。
      ノービザで入国して15日以内にラオスに逃げるので、駆け足になりそうです。
      なのでカンボジアではちょっと長めにダラっと休みをとっています。

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