2014年1月28日火曜日

イバン族 1

雨やんだ!


快適快適。



?


墓地だ。


イスラム国であるはずのマレーシアで、キリスト教の墓地に、漢字で書かれた墓石。
なんというミクスチャー。












ミーゴレン。


味はグッド。
でも、これで腹が満たされる人間って、存在するのだろうか?
幼稚園児だってもうちょっと食うでしょ。

おかわりしても、何の腹の足しにもなりゃしない。




車が止まって、差し入れしてくれた。

こういうことされると、泣きそうになる。

この後、このすぐ近くに住んでいる人から、「ウチに泊まっていきなよ」と招かれた。


かれらはイバン族。
サラワクの人口の3分の1を占める。

ごちそう!


豚肉。


イバン族をはじめとするボルネオ先住民は、かつては首狩り族であった。
戦闘がさかんにおこなわれ、敵の首を狩って持ち帰れば、勇者とされた。
結婚する際は、首を狩って捧げて、一人前の男として認められて花嫁を迎えることができた。
首狩りがおこなわれたのは19世紀から1920年代までで、現在はその風習はない。

その首狩り族も、今やいたって文明的。
家電はそろってるし、携帯はスマホだし、もちろん車もバイクもある。
僕はごちそうになった後、シャワーも浴びさせてもらったし、洗濯機で洗濯もさせてもらった。

子供たちはナルトの大ファンのようだ。


ナルトって世界中で大人気のようだけど、僕は見たことないのでどういう内容なのか、知らない。
世界の若者より、当の日本人が日本文化をわかってない、というよくあるパターン。



イバン族は、クリスチャン。
大きな村では、スカーフをかぶったムスリムらしき女性もいるが、彼女たちも実は十字架のネックレスをつけている隠れキリシタン、という信じがたい話も聞いた。

基本的な英語は話せる。

こっちのロングハウスが、かれらのメインの住居。


その内部は・・・



なんじゃこりゃ。



伝統的なロングハウスには、今も頭蓋骨がぶら下がってたりする、なんて聞いたけど。
まさかこんなにゴージャスでモダンだなんて、誰が想像できただろう?









どこまでが家族親族なのかわからないが、皆自由に部屋に出入りしている。

このロングハウスには何人ぐらい住んでいるのか聞いたら、200人と答えた。
とても適当なことを言う人たちなので、鵜呑みにしてはいけない。
多くても100人ぐらいだと思う。

大人たちは酒好きのようだ。


この酒は何なのか聞いたら、「ライスワイン」と答えた。
言わんとすることはわかるけど、「ライスワイン」っていう表現はどう考えてもおかしいでしょ。

夜は雲が完全に消え、星空だった。
南十字星を探したけど、見つけられなかった。

床につき、電気を消すと、発光性の虫が室内を飛んでいた。
ホタルではなかったと思う。

朝。


家の裏のヤシの木。


おもむろにココナッツを切り落とす。






ジュースをダイレクトにガブ飲み!


これもジャングルのそこらに生えてる。


ライチみたい。


5人分のインスタントヌードルをまとめてつくって、皆で丼ぶりでかっ食らう。











Kuching, Malaysia

7489km



5 件のコメント:

  1. いい人達過ぎてもらい泣きしそう。
    立場変わったらここまで気遣いできないですね、実際のところ。

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    1. 大人もそうですが、子供たちがしっかり者で、常に僕のことを気遣って、客として丁重にもてなしてくれました。

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  2. 素敵な人達と出会ってますね!
    私も彼らのようなおもてなしの心を培いたいな。
    亮さん、体調は大丈夫ですか?

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    1. 日本人も親切だしおもてなしの心も持ってると思うけど、なにせ家が狭いしビジーすぎて、なかなか「気軽にゆっくり泊まっていけ」なんていかないこともあるな。
      手足のしびれはほぼ引いたよ。

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    2. 確かに日本の都市部ではオファーしたいけど物理的に厳しいことが多々かも。
      もう少し色々と余裕がほしいなー。
      しびれが引いてきて良かった!無理しないで旅と出会いをエンジョイしてくださいね♪

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