2010年12月26日日曜日

74歳のハードブルース

バディ・ガイがまた出した。

バディ・ガイ ”Living Proof” 
Living Proof
74歳。
驚異的としか言いようがない。
毎回「これで最後か」、と思いながらアルバムを買い続けてきたが、タワレコの試聴コーナーで聴いてみて、全身鳥肌が立った。
ギターも歌も、衰えるどころか、「オレはこれからだ」と言わんばかりに、攻めまくっている。

ブルースは形式に縛られがちな音楽だが、バディ・ガイはいつも斬新で、個性に満ちている。
74歳で、第一線で新しいブルースを創り続けるという人は、前例がない。
現在進行形の生き証拠だ。
タイトルの”Living Proof”は、そういう意味だろう。
世界遺産に認定してもいいアルバムだと思う。

(B.B.キングは85歳で現役だが、だいぶ前から、他人が演奏する音楽に歌をのせているだけとしか思えない。)

僕は10代の頃からバディ・ガイが大好きで、特にアドリブを覚えたての頃に影響を受けまくったので、今でもスリーコードでアドリブをとると、バディ・ガイっぽいフレーズが出てしまう。
僕にとって、ブルースギターの原点になる人だ。
90年代後半に2度、日比谷の野音でバディ・ガイのライブを見て、全身であのパワーを感じてきた。
もう一度、生バディ・ガイを見るチャンスはあるだろうか?








 


 



2 件のコメント:

  1. 若干好みが異なるかもしれないが、クラプトンが
    在籍していたcreamもいいぞ。

    返信削除
  2. クリームも青春の1ページだ。
    10代の頃、CrossroadsやSunshine Of Your LoveやWhite Roomなどを必死でコピーした。
    特にCrossroadsは、基本にして究極と言ってもいい。
    最近のだと、「Reptile」が例外的に好きだな。

    返信削除